日本最大のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ」が30日、日高港に寄港 〈2025年7月20日〉

6年ぶりに日高港で「ジャンジャカ踊り」
(写真は令和元年の初入港時)


「洋上のオアシス」と呼ばれる日本最大のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ」=全長241メートル、総トン数5万444トン、乗客最大872人=が、30日に日高港に寄港する。令和3年4月以来4年3カ月ぶり3回目。今回は「飛鳥Ⅱ」として初の単独ツアー、オーバーナイト停泊となるため、初の夜市を開催し、道成寺会式名物「ジャンジャカ踊り」をはじめ、盆踊り、餅投げ、日高地方の食や物産販売など各種イベントを行い、地域住民も交えて盛大にもてなす。

「飛鳥Ⅱ」は令和元年3月に初寄港し、2回目は3年4月。4年9月にも寄港予定だったが、台風で取り止めになったため、今回が約4年ぶり3回目。3年はコロナ禍のため、地域住民が参加できるイベントは行わなかったが、初寄港の元年はジャンジャカ踊り、打ち上げ花火、ステージイベントなど盛大なおもてなしイベントを行った。
 今回は「飛鳥Ⅱ」として初の単独ツアー、オーバーナイト停泊。29日午後1時に横浜港を出港し、30日午前10時に日高港へ入港。夜は日高港に停泊し、31日正午に出港する。日高港での停泊時間が長く、乗船客約620人に御坊での夜を楽しんでもらおうと、初めての夜市を30日午後4時から午後9時まで開催し、地域住民も参加できる「おもてなしイベント」を行う。
 特設ステージを設け、午後5時30分から餅まき、午後6時から日高港で6年ぶりとなる道成寺会式名物の「ジャンジャカ踊り」が行われる。天音太鼓保存会の太鼓演奏にあわせ、岸壁を練り歩き、硝煙を吐きながら安珍が逃げ込んだ釣鐘に巻き付いて炎で焼き殺す「安珍清姫物語」のクライマックスを再現する。
 午後7時からは盆踊りを行い、市観光協会が10月の宮子姫顕彰祭で使う「宮子姫」の提灯でライトアップした特設ステージを囲んで踊りを楽しんでもらう。ステージイベントのほか、当日のお楽しみとなるサプライズ企画も用意。岸壁には地元人気店が集まった飲食ブース、キッチンカーブース、露天商の屋台、日高地方の物産も出店する。
 30日朝の入港時は「みーやちゃん」をはじめ日高地方のゆるキャラ、宮子姫、市長が出迎え、岸壁で土産物販売、観光案内を行う。31日の出港時はゆるキャラが見送り、朝から土産物販売も行う。30日の昼間は道成寺と紀州梅干館・梅酒つくり体験、南紀白浜めぐりなど乗船客オプションツアーのほか、日高港~道成寺の連絡バスも運行する。

船内で御坊の魅力PR
横浜港から女性職員乗船
 市産業振興課と企画政策課の女性職員2人が、横浜港から「飛鳥Ⅱ」に乗船し、船内で御坊・日高地方の魅力をPRする。
 船内に設けられる寄港地デスクで観光パンフレットを配布したり、御坊周辺の観光地、アクセス、土産物などを紹介。入港前にはPRタイムも設けられる。


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