飛鳥Ⅱ寄港 ゆるキャラ、太鼓、特産品販売 感染対策徹底し200人おもてなし 〈2021年4月27日〉


三浦市長、ゆるキャラがお出迎え

ゆるキャラ、天音太鼓の見送りで出港する飛鳥Ⅱ


「洋上のオアシス」と呼ばれる日本最大のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ」=全長241メートル、総トン数5万444トン、乗客定員872人=が25日、御坊市の日高港に寄港した。平成31年3月以来2年ぶり2回目で、コロナ禍では初めて。第1岸壁への一般入場を禁止するなど感染予防対策を徹底した上で、日高地方のゆるキャラの出迎え、天音太鼓保存会の演奏、特産品販売で乗船客約200人をもてなした。

 飛鳥Ⅱは、23日から26日までの「横浜 結航路 鳥羽・紀州日高クルーズ」で入港。乗船客、乗組員は乗船前にPCR検査を受け、上陸・帰船時は体温測定や体調確認を行い、陸上ツアーはバス乗車人数を制限するなど感染症対策を徹底。受け入れる市側も船が接岸した第1岸壁への一般入場を禁止し、前回行ったような盛大なイベントは行わず、特産品販売・飲食販売ブースには消毒、間仕切りなど予防対策を講じた。
 第8代宮子姫の天川香苗さんと西川季希さん、市公認PRキャラクターの「みーやちゃん」や県の「きいちゃん」をはじめ、日高地方のゆるキャラあわせて8体がお出迎えする中、三浦源吾市長が御坊市や日高地方の魅力を紹介しながら「好天に恵まれた春の素晴らしい一日を存分に楽しまれ、良い思い出にして下さい」と歓迎のあいさつ。
 タラップを降りてきた乗船客は、宮子姫やお気に入りのゆるキャラたちと笑顔で記念撮影を行ったり、紀州南高梅や金山寺味噌、釣り鐘まんじゅうなど地元特産品を買い求め、和歌山ラーメンや紀州早なれずし、せちがい焼の地元グルメも堪能した。オプションツアーには約120人が参加し、道成寺参拝や梅酒づくり体験、白浜めぐり、アドベンチャーワールドなどで思い思いに楽しんだ。
 午後5時の出港にあわせて三浦市長が「楽しんでいただけましたか。二回目、三回目と、この地にお越し下さい。引き続き、飛鳥Ⅱに寄港していただき、皆さんのたくさんの笑顔にふれられるよう取り組みたい」とあいさつ。天音太鼓保存会の迫力ある太鼓演奏にあわせ、ゆるキャラたちが見送ると、デッキに集まった乗船客からは手を振りながら「ありがとう。楽しかった」「また来ます」との声が飛んだ。


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