高校野球和歌山大会 日高・湯川主将の宣誓で開幕 〈2025年7月11日〉

日高の湯川慎介主将が選手宣誓


 第107全国高校野球選手権和歌山大会は10日、和歌山市の県営紀三井寺球場で35チーム(39校)が出場して開幕。開会式で、日高の湯川慎介主将(3年)が「大好きな高校野球を次の100年に繋ぐ番、私達の野球に関わった人達に感謝し、全力でプレーし、全国で一番熱い戦いにする」と力強く選手宣誓し、11日から熱戦の火蓋を切る。
 開会式は、前年度優勝の智辯和歌山を先頭に南から順に入場行進。南部、和高専、日高中津、日高、紀央館ら地元校のナインも元気よく胸を張り力強くグラウンドを踏みしめた。
 出場校を代表して日高の湯川主将が選手宣誓の大役を担い「高校野球には長い歴史と伝統があります。甲子園を目指して戦った和歌山大会も107回目、日高高校野球部は昨年、100周年の節目を迎え、その歴史に触れる機会から数々の困難を乗り越えてきた先輩たちの歩みを知った。次は、私達が大好きな高校野球を次の100年に繋ぐ番です。この大会を通して偉大な先輩方から受け継いだ情熱や思いを未来の高校球児へ繋ぎます。私達の野球に関わって下さった全ての人達に感謝し、全力でプレーし、全国で一番熱い戦いにする」と誓い、スタンドから大きな拍手が送られた。司会進行は、向陽高野球部マネージャーの熊代まなさん=内原少年、日高中野球部出身=が務めた。
 この日は開会式だけで試合は翌11日から。日高勢は12日に紀央館が耐久、日高中津が新宮・新翔と対戦。15日は日高が和歌山商と顔を合わせ、和歌山南陵が有田中央・貴志川との連合チームで智辯和歌山に挑む。16日は南部が慶風、和高専が近大新宮と田辺の勝者と激突する。順調に進めば決勝は27日の予定。


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ベルギー花の芸術家ダニエル氏が初来坊し蓮公園を視察 〈2025年7月10日〉

蓮公園を見学するダニエルさん(左から2人目、左は阪本氏)


 ベルギー王室をはじめ世界各地で作品を発表するなど絶大な人気を誇るベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストさんが、16日から22日まで東京の日本橋髙島屋で御坊生まれの舞妃蓮だけを使った作品展「舞妃蓮の舞い」を開催するのを前に8日夕方、初来坊。9日朝に特定非営利活動法人北吉田蓮の郷(佐竹成公理事長)の蓮公園を訪れ、作品展に使う舞妃蓮を視察し、関係者と意見交換した。
「ハスが世界で一番美しい花」と、ダニエルさんは舞妃蓮の美しさにほれ込み、生みの親の故・阪本祐二氏=元日高高校教諭=の長男で、御坊舞妃蓮の会長等を務める尚生氏=御坊市塩屋町北塩屋=と交流を深め、昨年7月に東京のベルギー大使館で開いたダニエルさんの展示会「竹と花の奏宴」レセプションでスモークツリーと舞妃蓮をアレンジメントした作品で会場を装飾。10月に京都で開いた展示会「竹と花の奏宴」では阪本氏から届けられた舞妃蓮の果托を使用した。
 今回は、16日から22日まで日本橋髙島屋本館1階・2階で舞妃蓮だけを使った作品展「舞妃蓮の舞い」を開催するのを前に、それに使用する舞妃蓮を見ようと御坊市を訪れ、9日朝に阪本氏の案内で蓮公園を視察し、佐竹理事長らと意見交換した。「舞妃蓮を初めて観た時、とても堂々としていて大変美しく思った。存在感があり、アリアを歌っているような、バレリーナのようなイメージを受けた」と話すダニエルさんは蓮公園に咲く舞妃蓮を見ながら「東京からここまで遠かったが、来て良かった」と喜んでいた。
 ダニエルさんの希望で作品展用に、つぼみのついた舞妃蓮90本のほか、果托や葉などを送る。ダニエルさんは髙島屋本館1階正面スージに飾る作品のイメージを説明しながら「できるだけ茎が長いものを用意して下さい」と要望。佐竹理事長は「水物ですが、要望通りに届けられるよう努力したい」と話した。同行した阪本さんは「御坊生まれの舞妃蓮オンリーの作品展が開かれるのは、本当に光栄で素晴らしいこと。世界中の方に観ていただきたい。私も見に行きます」と笑顔で話した。
 今春には阪本氏からベルギーに舞妃蓮の蓮根5本が送られ、王宮の温室、国立植物園などに植栽され、つぼみを付けている。舞妃蓮が海を渡るのは昭和49年にアメリカ・テキサス州の州都オースティン市に送り、平成29年に同市に再送されて以来で、阪本氏は「今後、舞妃蓮の美を世界へ届けるための活動にも力を入れていきたい」と話した。


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坂下緋美さんが印定寺に「感謝の碑」を建立 〈2025年7月9日〉

建立した感謝の碑に感慨深げの坂下さん


 印南町ふるさと歴史文化研究室代表の坂下緋美さん(84)=印南=が、町の歴史文化の種まきをしてくれた先人に感謝を込めた石碑「感謝の碑」を同地の印定寺の境内に建てた。今年5月まで24年間、町文化協会長を務め町の歴史文化を探求してきた坂下さんは「町や仲間や多くの皆さんの協力を得て数々の取り組みを実現することができた。そのすべては先人達が苦労を重ね、種まきをしてくれたから他ならない」との思いから今回、石碑を建立した。
 石碑は高さ140センチ、幅25センチの角柱。正面に「印南の奥深い文化を輝かせた人々 感謝の碑」と記し、右側面には、江戸時代にかつお節の製造方法を考案、全国に広めた「角屋甚太郎」「森弥兵衛」「印南與市」の印南漁民3人、陶芸家の「光仙亭仙馬」、画家の「湯川松堂」、音楽家の「丸田大雅」の印南の偉大な芸術家3人衆の名前を、左側面には文化協会初代会長の要海正夫氏、二代目会長の平尾茂雄氏、郷土史家の小谷緑草氏をはじめ、高木實、塩路武男両氏の名前を刻んでいる。
 石碑は7日に角屋甚太郎の菩提寺である印定寺に建てられ、石碑を前に坂下さんは「幾多の苦労を重ね、故郷の歴史文化を高みの域まで引き上げてくれた江戸時代、明治時代の豪快な印南人、そしてその史実を発掘してくれた先人の研究者に感謝である」と感慨深げに話した。
 9日午前10時から、碑に刻んだ先人の菩提寺の印定寺、東光寺、一念寺の住職、ふるさと歴史文化研究室関係者、角屋甚太郎の子孫らが参列して奉納式を行う。


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日高川町合併20周年記念「南こうせつコンサートツアー」 〈2025年7月8日〉

懐かしのナンバーなど魅了するこうせつさん


 日高川町合併20周年記念の南こうせつコンサートツアー2025~神田川~は5日、日高川交流センターで開かれ、こうせつさんの優しい歌声が20周年に花を添えた。県内外から訪れたファン約500人を前に、ミリオンヒット曲の「神田川」や新曲「愛こそすべて」など17曲を歌い上げ、観客を魅了した。
 こうせつさんは、町内で甚大な被害を出した平成23年の紀伊半島大水害の翌年の平成24年12月に「心の復興コンサート日高川」と題して被災者の心を癒やした。それ以来の来町となったこうせつさんが盛大な拍手で迎えられると、懐かしのナンバー「青春の傷み」「妹」を披露。冒頭のMCでは「大きな災害があった翌年にこの地でコンサートをさせて頂いた。今年、日高川町が合併20周年を迎えると聞いて、また皆さん会いにきました」とあいさつ。
 ラブソング「夢一夜」の前には「ラブソングをうまく歌うコツは、今大好きな人を目の前に思い浮かべる。それは別に旦那さんじゃなくてもいい」などとユーモアを交えアドバイス。トキメキと青春時代を表現したという新曲「愛こそすべて」のほか、「マキシーのために」で会場のボルテージは最高潮に。「加茂の流れに」、「緑の旅人」など歌うと、最後は、かぐや姫として最大のヒット曲となった「神田川」を熱唱した。アンコールでは「夏の少女」など3曲を歌い上げた。
 来場者は、優しい歌声と年齢を感じさせないパワフルなパフォーマンスを存分に楽しんだ。


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御坊市公営住宅・紀小竹1号館、早ければ9年度に撤去 〈2025年7月6日〉

最も古く、市道沿いに建つ紀小竹団地1号館


 御坊市は、市自主防災組織連絡協議会(酒本和彦会長)から早期撤去の要望が出ている公営住宅・紀小竹団地1号館の対応で、入居者から同2号館等への転居について理解が得られ、早ければ令和9年度にも解体撤去できるメドがついたことが分かった。老朽化が進む紀小竹、庚申町、富安各団地の計6棟は集約した上で建て替える方針を打ち出しており、その足がかりができたと言える。
 令和5年3月改定の公営住宅等長寿命化計画(5年度~14年度)では、紀小竹団地1号館(昭和30年築、24戸)は用途廃止。同2号館(同44年築、35戸)庚申町団地1号館(同45年築、24戸)同2号館(同46年築、24戸)富安団地1号館(同44年築、32戸)同2号館(同45築、24戸)の計5棟は、集約し建て替えを検討する方針を明記。
 紀小竹1号館は鉄筋コンクリート造4階建て、2号館は同5階建て。庚申町1号館と2号館、富安1号館と2号館は同4階建て。簡易耐震診断ではいずれも「耐震性がない」と診断されており、すでに平成23年度から新規入居募集を停止している。現在の入居世帯は紀小竹1号館が最も少ない4戸で残りが空室。他の5棟についても約5割が空室となっている。
 6棟のうち最も古く、市道沿いに建ち、災害支援病院近くにある紀小竹1号館については、昨年1月に市自主防災組織連絡協議会が地震で倒壊の恐れがあるとして入居者の安全、防災面から早期撤去を要望し、三浦市長が「入居者のご賛同、ご理解が得られれば最優先で取り組みたい」とし、担当課で入居者の意向調査を行うなど前向きに検討する考えを示していた。
 その後、担当課で入居者4戸に他の公営住宅への転居を依頼し、協議を続けた結果、紀小竹2号館等への転居について理解が得られたため、転居先となる部屋の修繕を行うなど準備を済ませ、今後順次引っ越しできる段取りがついたという。引っ越しが終われば紀小竹1号館はすべて空室となるため、早期撤去に向けた環境が整う。
 担当課は令和8年度でアスベスト調査などを行った上で早ければ9年度で解体工事を行いたい考えで、具体的な財源確保、スケジュール等は今後、第5次総合計画の中で検討する。紀小竹1号館の解体が決まれば同2号館、庚申町、富安各団地の集約化に向けた検討を始める。
 基本的には3団地それぞれを1棟に集約し、計3棟を新築する方針だが、紀小竹団地には建てず、庚申町と富安両団地に計3棟分を集約するなどの案もあり、今後、建物の現況調査や入居者への移転意向調査などを行いながら具体的な団地更新計画を検討する。このほか、294戸ある二戸一住宅の対応、ひまわり団地や日高川ハイツ、グリーンハイツの維持管理等も大きな課題となっている。


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南陵高校が国内初集団オンライン授業導入 〈2025年7月5日〉


提携を結んだ南陵高校とバンザン


 日高川町和佐、和歌山南陵高校(甲斐三樹彦理事長)は3日、全国どこからでも授業が受けられるオンライン家庭教師のサービス「オンラインのメガスタ」を運営する(株)バンザン=本社・東京、山田博史代表取締役社長=と提携。同校は日本初となる集団授業での「AIによる評価付きオンライン授業」を導入に「今回の取り組みは、教育改革と学校再建への新たな挑戦。同様の課題を抱える学校への先進事例となることが期待される。持続的な学校運営のモデルを確立していく」。開始は9月から。
 同校によると、少子化による生徒数の減少や地方の教員不足など課題が山積。特に学力向上に向けた教育体制の整備と、質の高い授業を安定的に提供する人的リソースが不足。都市部に比べ教員の確保が難しく学習指導の質に地域格差を懸念していた。また、教員への過度な負担や、生徒の学習モチベーションの低下など、学校全体の再建には教育の抜本的な改革を求められていたという。
 これらの背景を受け、今回オンライン授業での指導実績がある「オンラインのメガスタ」を運営する(株)バンザンと提携。この取り組みは、同校が制作した授業のカリキュラムを同社にオーダーし、依頼を受けたプロを含むランク分けされた4万人の教員の中から教科やレベルに応じて、オンラインでモニターやパソコンの画面を通じて授業を行う。また、AIが指導者の発言や行動などに不適切なものがないか、生徒の表情や授業態度などを解析し、授業を客観的に評価。さらなる教育の質の向上と地域格差の是正を図る。同校教員も授業を行うが、オンライン授業の際はTT(ティーム・ティーチング)として、授業をサポートする。
 当面は、総合の時間を活用し、5教科(国社数理英)を中心に学び直しの時間を設け、9月には本格的に開始されるという。
 3日には同校で調印式が行われ、甲斐理事長は「子どもたちへの教育の充実、教員の負担軽減、保護者の信頼度向上などどれだけ伸びていくかを見てもらえれば。また、全国の教員不足問題のモデル校となる。他校の自信にもなれば」と期待を込めた。山田代表取締役社長は「日本初の試みで大変意義深い。授業の改善、学力のアップ、生徒の将来の可能性を引き出す。地方創生も実現できるのではとワクワクしている」と話した。


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参院選和歌山選挙区 最多7人が第一声、上位接戦か 〈2025年7月4日〉

 参議院通常議員選挙は3日に公示され、20日投開票に向け、17日間の選挙戦に突入した。和歌山選挙区(改選1)には、過去最多7人=別表=が立候補し、それぞれ第一声を放った。前評判では昨秋衆院選の雪辱を期す自民の二階氏と、都市部で強い維新の浦平氏の競り合いが予想される中、世耕弘成代議士に近い無所属の望月氏、今回4度目の挑戦となる共産の前氏がどう絡んでいくのか。大票田の和歌山市を中心に、割れる保守票、無党派層の浮動票をめぐり、激しい選挙戦が繰り広げられる。2日現在の選挙人名簿登録者(国内外)は77万2074人(男36万1779・女41万295)。

日本共産党 前久候補
 和歌山市の和歌山城一の橋前で出発式を行い、小野原聡史・日本共産党県後援会長から激励を受けたあと、マイクを握った前候補は「物価の値上げで生活が苦しい。節約も限界だ。商売やっていけない。こんな悲痛な声が寄せられている。この選挙はこういった声にどう応えていくのかが大争点ではないか」とし(1)消費税を一律5%に引き下げ、その先は廃止をめざす(2)働く人の賃金アップ。最低賃金を全国一律1700円をめざす(3)暮らしや命に関わる医療と介護に多くの予算をつぎ込む政治に大きく転換を図る――3つの公約を示し、大軍拡反対も訴え「これらの仕事を前久にやらせて下さい。全力を上げて頑張ります。選挙区は前久、比例代表は日本共産党と、広めに広げていただいて日本共産党が躍進できるよう力をお貸し下さい」と支援を呼びかけた。

自民党 二階伸康候補
 JR和歌山駅前で出陣式を行い、石田真敏、山本大地両代議士、鶴保庸介参議院議員、宮崎泉知事、尾花正啓和歌山市長、岡本章県町村会長をはじめ県議、市町村長、市町村議ら関係者、支持者が参集した。
 二階候補は「地方なくしてこの国は成り立たない。地方の声を国に反映させ、地方の時代を切り拓き、次の世代に引き継がなければならない。誰も手を差し伸べてくれないなら私達が立ち上がるしかない。できるか、できないかを言うのではなく、やるか、やらないかだ。皆さんの力をお借りし、ともに元気で明るい和歌山を切り拓き、発展させたい」と決意を示した。
 頑張ろうコールで気勢を上げたあと、和歌山市などを街宣、各地で出陣式を行った。4日は有田地方以南を街宣、午前11時から御坊事務所で出陣式を行う。

無所属 望月良男候補
 望月候補は、JR和歌山市駅前で「和歌山のため日本のために命を懸ける覚悟」と力強く第一声。「いまの日本、和歌山に足らないのは希望」と強調し、「和歌山をモデル的に儲かる仕組みをつくる。あらゆる産業の皆さんが希望を持って儲けることで財源を生む。先を見通した和歌山、産業界をつくる」と力を込めた。「和歌山で日本の希望の政治を取り戻す。多くの方々から和歌山の政治を変えてほしい、という声をいただいた。ひたむきな信頼される政治に変える、希望の政治をつくるための戦い。魂を持って訴え続けますので援護射撃をお願いします」と訴えた。「走れ!もちづきコール」で気勢を上げた。このあと田辺市まで街宣。海南、有田、御坊、田辺の各事務所でも出陣式を行った。

日本維新 浦平美博候補
 県議時代から親交の深い加太漁港を最初にスポット街宣。「維新は『社会保険料から暮らしを変える』をスローガンにスタートし、1次産業を大事にしている。海藻がどれだけ減っているか、藻場造成が必要。魚が食べられなくなれば、この国は終わり」と警鐘を鳴らした。
 公約のブルーカーボンクレジット制度を和歌山から全国へ、世界へと広げていくとし「藻場造成で吸収した二酸化炭素を現金に変える。足元で見過ごしてきたことを一から考え直せればまた元に戻れるはず。これを中長期的にやらねばならない」と訴えたあと、「根本を整え、次の世代に渡していくのが政治の務め。環境を作っていくためには政治。全力で戦い、今までのやり方ではダメだと示していく」と力を込めた。
 和歌山市役所前で出陣式を行い、初日は同市内で街頭演説などを行った。

参政党 林元政子候補
 和歌山市小松原の選挙事務所前で出陣式を行い、第一声を放った。「消費税がなかった30年前を取り戻すことで、和歌山のような地方、日本の経済は爆上げする」とし、「倒産する企業が減り、中小零細企業に利益が残ったら、大切な社員に対する福利厚生、食事や旅行に行ける。和歌浦も白浜も地元和歌山の人でもっとにぎわう」。続けて一次産業を守るや外国資本の規制などに触れ、「地域に循環する経済を作る。これに一番効果的なのが消費税の廃止」と力を込めた。
 また、子育て支援には「強い政策を打たなければ日本は日本人のものでなくなる」と強調し、「普通のお父さん、お母さんの思いを背負ってタスキを付けてマイクを持つ。参政党日本人ファーストが政治を和歌山から取り戻す。全力で発信して参ります」と訴えた。


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