
芝、岩永両新人候補のポスターが並ぶ掲示場
6月1日投開票の県議会議員日高郡選挙区補欠選挙(欠員1人)は後半戦に入り、ともに無所属新人で自民党県連推薦の元日高町議会議員・芝充彦候補(53)と、美浜町在住のまちづくり団体代表・岩永淳志候補(26)の両陣営がし烈な戦いを繰り広げている。保守票や浮動票の獲得をはじめ、低調で選挙があることを知らない有権者も多く、無関心層からの得票も選挙戦を左右するとあって街宣や街頭演説、辻立ち、駆け寄っての一人ひとりへのお願いなどあらゆる手を駆使しての総力戦を展開。横一線の状況で最後までもつれそうだ。両陣営に話を聞いた。
芝陣営 芝候補の地元高家区や同級生、芝候補を慕う友人や同志らが中心になって精力的な活動を展開。自民党県連ほか、4団体から推薦を受けている。両候補とも知名度不足が課題となるなか、芝候補は28日までに広い選挙区を3巡。1人でも多くの人に会い、顔を知ってもらおうと、人を見つけてはダッシュで駆け寄り、知名度アップに全力を注いでいる。選挙戦も終盤に差し掛かり、街宣を聞きつけて家から沿道に出てきてくれる人や、手を振ってくれる人など徐々に増え「頑張って―」「応援してるで―」などの声も送られるようになった。街頭演説に加え、辻立ちも行い、県政への熱い思いなど伝えている。陣営は「知名度がなく苦しい戦いが続いている。どれだけ支持をいただけているかはわからないが、日に日に浸透してきていると感じている。1人でも多くの方に芝と書いていただき、相手候補より1票でも多く獲得できるよう最後まで全力を上げて支持、支援を呼びかけていきます」と話している。
岩永陣営 街宣で日高郡をくまなく周り、路上に出ている住民を見かけては「岩永です」と元気よく声をかけ、駆け寄り握手して会話。人口減への対策として、福祉・教育・産業の振興策から雇用へつなげていく政策を訴えかけてきた。
街頭演説や各町の公民館などでの夜の個人演説会にも住民が集まる姿があり、日に日に街宣中も沿道から声をかけられ、手を振ってもらえ「どこまで支援をいただけているかは不透明だが、ありがたい」と笑顔。
これまで経験したことのない選挙戦な上に、急な補選とあって運動もままならないまま告示を迎え「相手陣営は活動が活発だが、私達は支援組織もなく、知名度不足もあり、厳しい選挙であることは間違いない。気を引き締めていかねば」と話す。
今後も、街宣するとともに積極的に、こまめに歩き回って支援を求めながら、街頭演説や個人演説会、SNS発信で施策や思いを伝え、特に浮動票、若年層や無関心層の獲得を目指す。
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