県議補選きょう(23日)告示 〈2025年5月23日〉

 議員の辞職に伴い、6月1日に知事選と同時執行される県議会議員日高郡選挙区補欠選挙(欠員1人)は、きょう23日に告示される。ともに無所属新人で美浜町在住のまちづくり団体代表、岩永淳志氏(26)と、自民党県連推薦の元日高町議会議員、芝充彦氏(53)による一騎打ちの様相。両氏とも立候補表明から約2週間で告示日突入という短期決戦。前哨戦も激しい戦いを展開しているが広い選挙区で知名度が浸透しておらず手探りな状況だ。激戦は必至で保守票、浮動票の獲得、知名度浸透が勝敗の大きな鍵となりそうだ。同区の補欠選挙は、現在の御坊市を選挙区に含んでいた昭和27年10月以来73年ぶり。
 立候補の届け出は、午前8時30分から午後5時まで日高振興局別館2階で受け付け、各陣営とも届け出を済ませ、選挙七つ道具を受け取ったあと、それぞれの選挙事務所で第一声を上げ、街宣車で選挙区内をあいさつ回りする。22日現在の選挙人名簿登録者数は、4万372人(男1万9104・女2万1268)。町別では美浜5502人、日高6469人、由良4450人、印南6520人、みなべ9827人、日高川7604人。
 同区の県議選は、一昨年の前回が自民党現職3氏が無投票当選。直近で選挙戦となったのは前々回の平成31年で自民党現職3氏と無所属新人1氏が争い、自民党現職1氏が涙をのんだ。投票率は66・3%。選挙区が広く岩永、芝両氏とも知名度不足が否めない今回、有権者にいかに知ってもらうかが選挙戦の浮沈を左右しそうで、保守票、浮動票の獲得はもちろん、無関心層へのアプローチも大きなポイントとなりそう。
 岩永陣営 午前8時30分からの届け出を済ませたあと、すぐに国道42号線紀伊内原駅前交差点近くの日高町萩原864、選挙事務所で出陣式を行う。これまで選挙に関わっていなかった人たちを中心に後援会が組織立っており、支援者が集まって、岩永氏が第一声を放ち、安藤妃史後援会長の「頑張ろうコール」で気勢を上げる。その後、美浜、日高の両町を街宣する。
 芝陣営 午前7時から地元日高町の内原王子神社で必勝祈願、9時30分から同町荊木48の1、旧楠山整形外科敷地内の選挙事務所で出陣式を行う。支援者はじめ日高町建設業組合、県商工政治連盟日高町支部など推薦団体代表らが出席。𠮷田佳誠後援会長らのあいさつのあと、芝氏が力強く第一声、「頑張ろうコール」で気勢を上げる。その後、日高、由良、美浜の3町を街宣。各所で街頭演説。


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