県議日高郡選挙区補欠選 後半戦突入、横一線の攻防か 〈2025年5月28〉

街宣カーから手を振り支持を訴える芝候補

街頭演説で施策を訴える岩永候補


 6月1日投開票の県議会議員日高郡選挙区補欠選挙(欠員1人)は、早くも後半戦に突入。ともに無所属新人で自民党県連推薦の元日高町議会議員・芝充彦候補(53)と、美浜町在住のまちづくり団体代表・岩永淳志候補(26)の両陣営がし烈な選挙戦を繰り広げており、横一線の攻防を展開しているとみられる。両候補とも知名度不足が否めなく、手応えが把握しにくい状況で、保守票の獲得をはじめ浮動票や無関心層の動向がカギとなっており、広い選挙区を舞台に知名度アップに躍起、得票に総力を上げている。
 芝充彦陣営 広い選挙区を28日までに3巡目を終える予定で、告示以降、芝氏は知名度アップへ東奔西走。1人でも多くの人に知ってもらおうと、人を見つけては街宣車を降りて軽いフットワークで駆け寄り、県政への熱い思いを訴えている。30日までにさらに一巡し、最終日は日高、由良、美浜でラストスパート、支持獲得に全力を注ぐ。
 街頭演説では「日高地方4万8000人のために力になりたい。次のステージにたどり着けるならば、日高町議会議員としてモットーにしてきた情熱、行動力、約束を守るの3つを胸に全力で取り組んでいきます」と強調。特に町議時代から注力してきた防災施策について「近い将来発生するとされる巨大地震に本当に目を向けて対応していかなくてはならない。岸本前知事が最重要施策としていたこの分野でしっかりと取り組みます。教育、産業振興などでも皆さんのお役に立つことを宣言します。どうか芝に清き1票をお願いします」と訴えた。
 岩永淳志陣営 告示日の23日は美浜町と日高町、24日は由良町、日高町、日高川町、印南町、25日は日高川町、26日はみなべ町と日高町で街宣。各町で街頭演説や個人演説会を開いた。
「人口減に対し、仕組みを変えねば。日高町と美浜町といった地域と地域、日高地方全体のような助け合いが必要」と主張。福祉、観光、農業、土木建設に人材を送れるような専門性ある教育、ドローンやICTを活用して労力軽減させるなどした1次産業の振興、人手不足解消へ事業者広域連携による福祉充実をあげた。
「10年、20年後に一人ひとりが楽しく暮らせる日高郡をつくっていく。毎年、日高郡各町で県政報告会を開き、今、県で何が起こっているのかを一人ひとりに伝え、地域の困りごとなどを目と目を合わせ、直接聞く」と訴えた。
 終盤に向けて27日は日高町と日高川町、28日は印南町と由良町、29日はみなべ町、30日は美浜町と印南町、31日は美浜町で街頭演説や個人演説会を行う。


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