西川史礁選手(日高川町出身)千葉ロッテ入団会見 〈2024年12月6日〉


箕島高出身の吉井監督とともに1年目の豊富を語る西川史礁


 プロ野球千葉ロッテの新入団選手発表会が4日、東京都内で行われ、吉井理人監督はじめ球団社長らが出席する中、ドラフト1位指名の日高川町山野出身、青山学院大4年の西川史礁(みしょう)選手=丹生中、龍谷大平安高卒=は「長打力、思い切りの良さ」と記したボードを手に「自分の持ち味は長打力、まずは1年目は2桁本塁打を狙い、その中で1年間チームから1軍を離れないようにしたい。将来的には本塁打王を獲りたい」と抱負を語った。
 入団会見前日から新入団選手8人とともに球団施設などを見学し、3日には本拠地のZOZOマリンスタジアムも訪れ、大学時代のプレー経験にも触れながら「中に入って、改めてすごく綺麗な球場という第一印象」と話し、大学時代には3割近い打率で球場との相性の良さもアピールしつつ、同球場特有の風の強さを頭に入れてプレーしたいと話した。
 4日に行われた入団会見では、ロッテの人気商品「雪見だいふく」が好物という西川の思いを知り、パッケージを「史礁は雪見だいすき」にアレンジ(9日から期間限定で全国販売)するボードも用意するなどロッテ全社を挙げての大歓迎ぶり。背番号に決まった「6」は、大学の先輩でロッテ元監督、元MLBの井口資仁氏が現役と監督時代の年間にわたって付け、過去には3冠王を3度獲得した落合博満も背負った日本を代表する4番打者が背負った番号で、球団の期待は高まる一方だ。
 背番号「6」の上下ユニフォーム姿で初めて登場した西川。入団会見で目標を聞かれると「1年目から1軍入りと二桁本塁打、将来的には本塁打王を獲りたい」ときっぱり。会見場には父・凌滋さん(西川組代表)と母・マリさんら家族も駆けつけ、契約金の使い道についての問いには「両親にはこれまで支えてもらってばっかりだったので、まずはご飯に連れて行きたい」と話し、西川史礁の人柄をうかがわせた。
 西川の隣に座った吉井監督は「このチームはいつも長打力不足が弱点と言われるので、彼(西川)にはそこを期待して頑張ってもらいたい」と大きな期待を寄せ、自身も和歌山出身(箕島高校)の同監督は、ドラフト1位の西川選手と育成1位が和歌山出身について触れ「これ偶然なので、よろしくお願いします」と、和歌山をPRしながら笑いを誘った。


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