御坊市が犯罪率県下ワースト1位(令和元年) 〈2020年8月1日〉

 御坊市暴力追放・生活安全推進協議会(会長・三浦源吾市長)の令和2年度総会は、新型コロナ感染予防のため書面議決で事業計画や予算などを承認。令和元年の市内犯罪情勢は刑法犯認知件数が156件。前年比14件増で、県下市町村犯罪率ワースト1位となった。自転車盗、万引き、車上狙い、暴行、侵入盗が上位に入っており、同協議会は汚名返上へ警察・行政・市民の連携を一層強化し、安全、安心で住みよいまちづくりに取り組む方針。

 市内刑法犯認知件数は156件で前年比14件増。うち街頭犯罪は81件で20件増えた。自転車盗が31件(前年比6件増)で最も多く、ほとんどが無施錠だった。2位は万引き22件(同1件減)。3位の車上狙いは17件で前年比16件の大幅増。すべてが無施錠だった。4位は暴行14件(同9件増)5位は侵入盗13件(同9件減)6位は器物損壊10件(同5件減)。
 県下市町村犯罪率は御坊市が6・59でワースト1位。2位は和歌山市6・42、3位は岩出市6・01だった。今年は5月末(暫定値)で45件、犯罪率は1・94でワースト5位。
 特殊詐欺の被害は県内の認知件数は45件(前年比5件減)で被害総額は8683万円(同1億6163万円減)。被害者の8割以上が60歳以上、4人に3人が女性。市内での被害はなかったが、市内や由良町在住者の未遂事件が発生したほか、市内や郡内で家族構成や口座情報等を聞き出そうとする不審な電話やアポ電があった。
 同協議会は「安全で住みよいまちをつくるため、市民の防犯や事故防止に関する意識を高め、警察・行政・市民が三位一体となって組織的な暴力はもとより小さな暴力、犯罪の未然防止、交通事故防止を推進する」とし、暴力追放活動、環境浄化活動、特殊詐欺・犯罪等の被害防止活動、少年非行防止活動、自主防犯パトロール隊の支援活動、交通事故防止活動、市子ども見守りネットワークへの参加などに取り組む。


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