印南町長選告示 現職・日裏勝己氏が独走でゴールへ 町議補欠選(欠員1)には2人立候補 〈2020年2月5日〉

支持者を前に第一声を放つ日裏候補


 任期満了(2月23日)に伴う、印南町長・町議補選(欠員1)が4日に告示された。町長選は現職で3選をめざす日裏勝己氏(69)=皆瀬川=だけが立候補(午後1時現在)。午前8時30分に届け出を済ませた日裏氏は選挙事務所=印南2375=前で行った出陣式で力強く第一声を放ち、街宣へ繰り出したが、他に立候補する動きはなく、平成9年以来の無投票決着がほぼ確実な状況で一日だけの選挙戦となりそうだ。3日現在の有権者数は6989人(男3257・女3732)。

 JR印南駅南方約350メートルの空き地に設けた選挙事務所で行った出陣式には冨安民浩、坂本登両県議や管内首長、町議(10人)ら来賓をはじめ支持者ら合わせて300人(主催者発表)が詰めかけた。中村泰介後援会長が「何が起こるか分からないのが選挙。気を引き締めて今日から頑張っていくので最後まで応援よろしくお願いします」とあいさつ。仁坂吉伸知事の激励メッセージ披露に続いて来賓の日高郡町村会副会長の松本秀司・日高町長が「『日高は一つ』を合言葉に先頭に立って頑張っていただきたい」、坂本県議も「今日5時にバンザイできるよう頑張りましょう」と支援を呼びかけた。
 支持者を前に日裏氏は「2期8年無我夢中で突っ走ってきた。無事務めさせて頂いてきたのも皆様方のお支え応援のおかげです」と感謝を述べたあと「新たな印南町を創っていく。5つの思い(公約に掲げた希望をもてる5つのまちづくり)を持って素晴らしい印南町を創っていく、希望の持てる印南町を創っていく、その覚悟で立候補した。当選させて頂いた暁には素晴らしい印南町を創って参りたいという思いでいっぱい。課題も山積しており、2期8年の間で出来なかったこともある。何が必要なのか、何をしなければいけないのか、住民の皆さんと職員も含めしっかりと議論し、議会の皆さんにも応援をいただき、希望の持てる素晴らしい印南町を創っていきたい」と3期目に臨む決意を示するとともに「気を引き締めてこの選挙を勝ち抜く覚悟であるので最後の最後まで応援よろしくお願いします」と支持を訴えた。
 青年部代表の藁科恭平さんのかけ声とともに頑張ろうコールを行い気勢を上げたあと、日裏氏は街宣車に乗って町内を巡りながら支援を呼びかけた。他に立候補の動きはなく、平成9年以来の無投票決着が濃厚で、午後5時の立候補届け出締め切りを待った。


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