県ジュニア体操選手権大会で坂井孝成、俊紀兄弟(稲原小)活躍 〈2018年6月27日〉

賞状を手に近畿大会出場を喜ぶ孝成君(右)と俊紀君


 県ジュニア体操競技選手権大会は23日、和歌山市の県立体育館で行われ、男子C-2クラス(小学5年~中学3年)で稲原小6年、坂井孝成君が準優勝、弟で稲原小3年の俊紀君も男子C-1クラス(小学1年~4年)で3位に入り、兄弟そろって近畿大会出場権を獲得した。近畿大会出場は俊紀君は昨年に続いて2回目、孝成君は初となる。

 2人は2年前から田辺体操教室(川間大志代表)に通って毎週5日間、練習に励んでおり、選手権大会2回目の出場。孝成君のC-2クラスには7人が出場し、鉄棒、床、円馬、跳馬の4種目で競った。1種目目の鉄棒で着地が乱れるミスが出て7・55と得点が伸びず全体の4位と出遅れた。2種目目はあまり得意でない床だったが「緊張していたが鉄棒でミスが出て吹っ切れ緊張せず演技が出来た」と無難にまとめ8・60と全体の2位。続く得意種目である円馬では「イメージ通りの演技が出来た」と高さある旋回で9・80の高得点をマークし1位。最終の跳馬でも転回から着地も決まり9・50で1位となり総合得点35・45で競技を終えた。35・65をマークした中学3年生の選手にわずか0・20及ばず惜しくも優勝は逃したが準優勝、種目別でも円馬と跳馬を制するなど大健闘。昨年6位で5位までに与えられる近畿大会出場を逃していただけに「3位までに入って近畿大会出場」を目標に掲げていた孝成君は「準優勝できてうれしい」と喜んでいる。
 俊紀君が出場したC-1クラスは13人が出場。兄と同じく1種目目の鉄棒で落下する痛恨のミスが出て7・40の7位と出遅れたが、続く床では8・50と4位に入り、続く円馬ではC-2クラスも含め唯一挑戦した「開脚旋回」を見事にミスなく成功させ13人中トップの9・75と高得点をマークし追い上げ、最後の跳び箱も着地も決め無難にミスなくまとめ9・30の3位となり、総合得点34・95で2年連続の3位入賞。「優勝をめざしていたので少し悔しい」としながらも昨年の得点を4・05上回っており2年連続の近畿大会出場に「うれしい」と笑顔を見せている。
 近畿大会に向けて孝成君は「鉄棒でミスした宙返りから着地をきちんと決められるよう練習に励みたい。個人総合で入賞の10位以内をめざし、種目別では円馬で優勝したい」。俊紀君も鉄棒で落下しており「練習して同じミスをしないように頑張りたい。昨年の成績(31人中21位)を上回る順位をめざし、近畿でも円馬で優勝したい」と張り切っている。
 坂井兄弟のほか、C-1クラスで同じ田辺体操教室に通う印南小3年の森本和樹君が6位に入賞した。
 近畿大会は9月16日、17日に京都府向日市民体育館で開かれる。


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