27日、管内市町仕事納め 〈2024年12月29日〉


仕事納め式で三浦市長の訓示を聞く職員


 管内市町で27日、仕事納め式が行われ、新年6日の仕事始めまで9日間の正月休みに入った。首長それぞれが今年1年を振り返りながら職員の労をねぎらうとともに、明るく希望あふれる新年になるよう期待しつつ、新年も職員が一丸となり、ふるさとの飛躍発展に向けて職務に当たるよう訓示した。

 御坊市 三浦源吾市長が今年度職員表彰を受けた市立図書館を代表して辻村一彦教委生涯学習課長に賞状と記念品を贈った。キュウソネコカミ地元凱旋ライブなど市制施行70周年記念イベントなどを振り返り「今年1年も一丸となって頑張っていただいた。ご苦労さまでした」と労をねぎらった。業務改善など働き方改革を一層推し進める考えを示した上で「年末年始はゆっくり休んで、心身共にリフレッシュして良い年を迎えて下さい。仕事始めには元気でお会いしましょう」と訓示。山本清司市議会議長は「本当によく頑張っていただいた。市役所が良くなったという声がたくさん寄せられている。今後も笑顔を絶やさず、やさしいお声がけを続けて下さい」とあいさつした。
 美浜町 仕事納め式は行わず、この日の朝、籔内美和子町長から職員にメールであいさつを送信。町制施行70周年記念イベントを振り返り「住民の皆様からたくさんのお礼、感動の言葉を頂戴した。職員の皆さまが一丸となって頑張っていただいたお陰」と労をねぎらった。「ゆっくり休んで英気を養い、また新たな気持で仕事に臨んで下さい」とした。
 日高町 町中央公民館で行い、職員約80人が出席。松本秀司町長は厳しい財政状況下で職員が協力して町政全般にわたり堅実な成果をあげられたと労をねぎらった。
 今年は元日に能登半島地震、8月8日に日向灘でマグニチュード7・1の地震が発生し「今後も引き続き大規模災害の備えが必要であることを、職員の皆様も改めて感じたことと思います」と振り返った。
 今年10月に町制施行70年を迎え「先人たちの努力と集まりの皆様の力添えのたまもの。町のますますの発展へ向け、皆で知恵を出し合い、良い節目にしていきたい」と感謝。
 最後に「皆様には、ご家族そろってすがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えるようお願いします」と述べた。仕事始め式は来年1月6日午前8時30分から行う。
 由良町 役場で行い、山名実町長は、自身の2期目再選、中井寛副町長を迎えての新体制でスタートしたことを振り返ったあと、災害対応で強調。能登半島で発生した地震津波災害、豪雨災害にふれ「我々の町もいつ津波が襲ってくるかわからず、その時にどのように対応するかよく手引書等を読んで勉強しておいてください。我々が守るのは町民の方々。災害発生時にはすぐに災害対応任務に就くことができるよう役場や災害対策本部にどのような経路、交通手段で駆けつけることができるかをイメージしておいてください。常に危機意識をもっていてください」と呼びかけ「少し長い休みになります。ゆっくりして心も身体もリフレッシュしてください。1年間大変お疲れさまでした」と労をねぎらった。
 職員表彰も行い、永年勤続30年の住民福祉課主査の東節子さんをたたえた。
 印南町 町役場で行い、職員88人を前に日裏勝己町長は、1年を振り返り「ソフト、ハード両面で多くの事業が職員一人ひとりの頑張りで達成することができた。皆さんがワンチームとなって取り組んでくれた証であり心より感謝申し上げる」と労をねぎらった。取り組みを進めている統合中学校事業について「造成工事が順調に進んでおり、校舎建築設計業務もスタートした。令和10年4月の開校をめざし、印南町のシンボルとなる、歴史の審判に耐えうるものにしたい」と決意を示し「来年も皆さんとともに『誰もが希望を持って、いつまでも輝けるまち』を実現する、一歩・二歩、その先を見据えた『まちづくり』を、先頭に立ち進めていくので協力をよろしくお願いします」と述べた。
 日高川町 来年に任期満了(5月28日)を迎える久留米啓史町長が美山、中津両支所を訪れたあと、午後5時から本庁で行った。職員を前に1年を振り返り、労いの言葉をかけた。
 久留米町長は「今年1年間、大変ご苦労様でした。皆さんが公務に専念し、一生懸命に頑張っていただいたおかげで、町民の皆さんも安心して暮らせたと思います」と労ったあと、1月に発生した能登半島地震での派遣職員の対応や、4月に開校した美山小学校について開校に尽力した多くの関係者への感謝の言葉を述べた。「来年春には川辺東小、再来年には央和中が開校する。開校に向けて引き続き一致団結をよろしくお願いします」と続けた。
 また、昨年9月に発生した同町を揺るがした官製談合事件に触れ、「皆さんに大変肩身の狭い思いをさせ、本当に申し訳ない」と改めて謝罪した上で、「ようやく条件付き一般競争入札を導入することになった。これは手始めで、防止検討委員会の答申を受けさらに対応していく」と職員への協力も呼びかけた。
 最後に「職員の皆さんが自身の苦労をいとわず業務に取り組んでいただけ、それが住民の皆さんの安心した暮らしと町の発展につながっている」とたたえ、「9日間という最長の休暇になるが、ゆっくりと体を休め、心身共にリフレッシュしてください。年明けからは心機一転、公務に励んでください。良いお年をお迎えください」と訓示。
 今回は、和佐公生教育長の一丁締めで1年の業務を終えた。


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