
新製品の5年保存水、各家庭で購入検討を
御坊市と「災害時における飲料水の供給に関する協定」を締結している(株)アクオス=堺市=の吉本加津博・代表取締役、兼城賢太・配送事業部主任、北野高志・和歌山工場長が19日、市役所を訪れ、三浦源吾市長に新製品の「5年保存水500ミリリットル」1800個を寄贈した。吉本、北野両氏は御坊市出身。協定締結に続いて今回も山田勝人市議が橋渡し役を務めた。
同社は市内の野口に自社の飲料水を製造する和歌山工場があり、世界遺産・熊野古道の天然水を採水し、清涼飲料水を製造、企画、販売している。自社で採水する豊富な天然水を利用し、電解水の製造・販売、ウォーターサーバーの販売等も行っており、令和4年11月に同協定を結んだ。
新製品の「5年保存水500ミリリットル」は、良質な熊野古道の天然水を使い、保存しやすく携帯しやすいパウチタイプにしたもの。常温で5年保存が可能。防腐剤や添加物は一切使用していないため、場面を問わずいつでも安心して使用できる。ペットボトルよりコンパクトに収納でき、持ち歩きがしやすく、ゴミの発生量も抑えられる。
災害時、最低でも1人あたり3リットルの水を3日分(9リットル)備蓄するよう呼びかけており、寄贈された保存水なら一人1箱(500ミリリットル18個入り)がその量に該当する。ネット等で1個250円(税込み)で販売するほか、ふるさと納税での出品も検討している。
年明けに発生した能登半島地震、先日の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)で市民に備えの再確認を呼びかけている中での寄贈に、吉本代表取締役は「災害に対する備えの一助になればと思い、寄贈させていただきました」、三浦市長は「良いタイミングでいただいた。本当にありがたい。大事に活用させていただきます」と述べた。
各家庭で1人1箱備蓄を
市民限定で3割引き販売
寄贈にあわせ、この新製品を市民限定で定価より3割引きで販売する。
割引きは20日から2週間程度の期間限定。申し込みを受け付けたあと、9月1日から発送する。吉本代表取締役は「この機会にぜひご購入いただきたい」と話した。注文はフリーダイヤル0120・250・032へ。
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