日高川、印南町で夏祭りや盆踊り 〈2024年8月14日〉


日高川の夏を彩る花火


 日高川町夏まつり実行委員会(会長、黒田量也・町商工会長)主催の夏祭りが10日に高津尾の日高川ふれあいドーム周辺で、11日は同町の美山ふるさと会(加門眞悟会長)主催の納涼盆踊り大会が美山山村開発センターで、12日には印南町真妻地区の有志でつくる「真妻やまびこ塾」(山本育男代表)主催の夏祭りが高串地内の切目川ダム周辺で開かれ、アユのつかみ取りやビンゴ大会、盆踊りなどのほか、打ち上げ花火もあり親子連れらでにぎわった。

日高川町夏まつり
 今年はアユのつかみ取りに加え、うなぎのつかみ取りも復活、メインの花火大会やステージイベントなどが開催。同日開催予定だった白浜の花火大会が中止となったこともあり、会場には多くの人が詰めかけ、にぎわった。
 午後から日高川ふれあいドームでアユとうなぎのつかみどり大会を開催。多くの子どもたちが水しぶきを上げて楽しみ、会場で炭焼き体験で焼き立てのアユやうなぎの蒲焼を味わった。夜の部ではドーム内でステージイベント。美山太鼓やあすなろ倶楽部絆の星が会場を盛り上げた。
 午後8時から花火大会。スターマインなどの仕掛け花火約1000発が打ち上げられ、大きな音を立てながら山間の夜空を彩った。見物客は歓声を上げたり、カメラで撮影したりして、日高川の夏に酔いしれた。

美山ふるさと会
 美山太鼓保存会の打ち鳴らしがオープニングを飾り、開会式で加門眞悟会長があいさつ、来賓の久留米啓史町長らも祝辞。開会前から「J・POPボンダンス」と題して盛り上げた後、やぐらを取り囲んで、音頭取りの声に合わせた地域伝統「吉川音頭」を踊った。唐揚げなどのキッチンカーや地元商店などの夜店があったほか、盆踊り終了後は参加者を対象にした抽選会も。最後の打ち上げ花火では、地元民や帰省客らは山間の反響音とともに連続花火の彩るムードに浸った。
 毎年8月13日に行っていた「やまびこ花火大会」が2006年に終了したが、地域の人々が集いにぎわう場所を提供しようと同会を結成。コロナ禍前まで地域密着型の催しを開き、4年ぶり開催の昨年から、若者向けに趣向を変えて開いている。

真妻夏祭り
「切目川ダムの夏夜~水源地の村の本気の夏祭」と銘打ち、地元民が育てた「真妻のメダカすくい」や真妻地域に住む川の生き物を観察・触れ合えるコーナーのほか、すさみ町エビとカニの水族館の巡回水族館ではウミガメやヒトデなど海の生き物に触れられ、ヤドカリ釣りもあり好評だった。演歌歌手の光春さんが歌を披露、家庭用ゲーム機「任天堂Switch」やテレビなど総額10万円超えの景品が用意されたビンゴ大会は盛り上がりを見せ、打ち上げ花火がフィナーレを飾り、訪れた1000人の来場者を楽しませた。


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