31日告示、4月9日投開票の県議選まで3週間を切り、4年前と同じ保革一騎打ちが確実な御坊市選挙区(定数1)は、共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=と、自民党前職の中村裕一氏(62)=熊野、当選8回=両陣営の前哨戦が加熱している。両陣営とも「厳しい戦いだが、手応えはある」と一歩も譲らず、保守票、浮動票の奪い合い、掘り起こしに全力を挙げており、前回以上の激戦となるのは必至だ。
4年前は、保守分裂選挙となった平成28年御坊市長選のしこりが尾を引いた中で行われ、中村氏への批判票が楠本氏に流れるなど保守票、浮動票を奪い合う激戦となり、楠本氏6193票、中村氏5946票と、わずか247票差で決着した。今も保守分裂で生じたしこりは解消したとは言い切れず、さらに国政選挙とのからみもあり、保守票の動向が選挙戦の大きな鍵を握りそう。両陣営とも前回、投票に行かなかった人(前回投票率62・53%)への働きかけ、掘り起こしに力を入れている。
4年前は、保守分裂選挙となった平成28年御坊市長選のしこりが尾を引いた中で行われ、中村氏への批判票が楠本氏に流れるなど保守票、浮動票を奪い合う激戦となり、楠本氏6193票、中村氏5946票と、わずか247票差で決着した。今も保守分裂で生じたしこりは解消したとは言い切れず、さらに国政選挙とのからみもあり、保守票の動向が選挙戦の大きな鍵を握りそう。両陣営とも前回、投票に行かなかった人(前回投票率62・53%)への働きかけ、掘り起こしに力を入れている。
楠本陣営 4日に再選に向けて決起集会となる「早春の集い」を開催、19日には事務所開きを行う。街頭演説も精力的で県政への熱いを思いを訴えており、告示前、告示後各2回、市内を4巡する予定だ。
県議での4年間で後援会組織となる「はげます会」の会員が2600軒にも増え、「楠本さんになって県政が身近に感じられるようになった」「続けて頑張ってほしい」「共産党やけど楠本さんはいい」との声も多く全市的に支持が広がっている。再選へ「手応えは十二分にある」と話す。
県議1年生として力を注いだ4年間で「同じ議会でも市議より舞台が大きくなり、深掘りしなければならないテーマばかり。やりたいこと、やらなければならないことがいっぱい見えた。何としても県議をやらせてほしい」と意欲をみせる。「地域と暮らしの願い 県政へ」をスローガンに政策課題として人口増・子育て支援、コロナ対策、日高川水系をはじめとする防災・洪水対策、国保料・介護保険料問題、乗り合いタクシー運行、消費税5%減税――などかかげる。
「県政になると“自民対共産”などとよく言われるが、市民のための政治。保守も共産も関係ない、皆さんの暮らしの安全・安心のために働くというのが私の政治姿勢」と力を込める。「市民の願いを県政へ届けられるのは私。“楠本に続けてほしい”“共産党でも楠本やからええやんか”という声を増やしていきたい。草の根から訴えて支持、支援を広げていきたい」と再選へ全身全霊をかける。
中村陣営 雪辱を期す中村氏は、公明党県本部をはじめ、JA紀州や地元熊野区など80を超える団体・地区から推薦を受け、2月19日に開いた後援会事務所開きでは二階俊博代議士がゲキを飛ばし、陣営の士気を高めた。昨年6月から夫婦で毎朝辻立ちを続け、市内各所でのミニ集会、あいさつ回りなどを精力的にこなすなど支持拡大を図っており、勝手連的に活動する若い世代や女性も増えるなど支援の輪は確実に広がっているという。
中村氏は「この4年間で大勢の方とお会いし、話を聞く中で『御坊市の県議が共産党ではだめ。声を届けるのが仕事ではない』『今のままでは全国から御坊市は共産党のまちと思われてしまう。絶対に勝たないといけない』と危機感を持つ人が本当に多い。『前回は投票に行かなかったが、今回は絶対に行く』と言って応援してくれる人も増えている」と、厳しい中にも手応えを感じている。
選挙戦に向けて「コロナ禍や物価高騰で市民生活は苦しく、市民の皆さんに寄り添い、支援できる政策を推し進め、待ったなしの南海トラフ地震対策、少子化対策に力を入れ、御坊市発展のために全力で頑張りたい。この4年間、滞っている県と市とのパイプを元に戻し、市民の皆さんの声を届け、その願いを実現できるのは私だけ」と強調。「今回が私にとってラストチャンス」と背水の陣で臨んでおり「石にかじりついてでも議席を奪還し、皆さんの夢をかなえる政治を進めたい」と力を込める。
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