
審査委員奨励賞に選ばれた「超熟しらぬい」と仁坂知事(中)、松井さん夫婦
今年度の「プレミア和歌山」推奨品が19日、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で発表され、新たに65事業者の推奨品84品目(117商品)が認定された。日高地方からは7品目(9商品)でまるまつ農園=日高川町、松井利郎さん経営=の果実「超熟しらぬい」が審査委員奨励賞(4品目)に選ばれた。最も優れた審査委員特別賞に、御坊市野口に牧場を所有するエコマネジメント(株)=和歌山市=、県畜産試験場、近畿大の3者「紀州和華牛協議会」が開発、生産したブランド牛肉「紀州和華牛」が選ばれた。
審査委員特別賞に次ぐ奨励賞を受賞した「超熟しらぬい」は、「完熟を超える最高においしいしらぬいを作りたい」と何年も試行錯誤を重ね、無加温ビニールハウスで3月下旬まで樹上で完熟させることに成功。「価格が多少高くても高品質なものを少量買いたい」というニーズの中、高い付加価値がついている。取り置きせずに出荷分のみ収穫し、採れたての証しとなる葉付きで出荷。鮮度抜群で皮をむいた瞬間に香りが広がり、ジューシーで濃厚な果汁がたっぷり。程よい酸味が甘さを引き立て、後をひくおいしさで大玉で食べ応えも十分。顧客や市場から高い評価を受けている。
ほか日高地方から推奨品に認定された、まるまつ農園の100%果実ジュース「完熟純しぼり」はそのまま食べて十分おいしいみかんを一つ一つ手選別し、贅沢に丁寧に搾って製造。濃厚な甘味ながら後味すっきり。みかん農家だから出せる味。(株)はし長=御坊市=の水産加工品「とこぶし煮付」は地元で採れたとこぶしを活きたまま、特別な自家製法で柔らかく煮付けた。とこぶしの風味を活かした甘辛い味付けはヤミツキになる逸品。平佐館=由良町=の調味料類「平佐館の八朔胡椒」は由良町のハッサクを使用し、皮と果実をバランス良く調合。ハッサク特有の苦みと酸味、甘味、香り、鮮やかな黄色でラベルにもこだわった。魚や肉、野菜にも相性抜群。煙樹ヶ浜松葉堆肥ブランド研究会=美浜町=の野菜「松とまと」は肉厚でしっかりとした味わい、糖度が高く子どもがパクパクと食べてしまうおいしさ。花職人Ikeda=印南町=の野菜「ホワイトコーン極-kiwami-」は真珠のような見た目と圧倒的なボリュームの究極のトウモロコシ。糖度は約18度~20度を誇り溢れ出す果汁の量が特徴。スイーツ感覚で味わえ、まずは生食がオススメ。
ほか紀州綜合食品(株)=みなべ町=の梅干し・調味梅干し3商品「ささやかな気持ち 紀州じまん」、「ささやかな気持ち 梅の想い」、「一粒の恵み」が選ばれている。
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