日高町議選告示、1人超過の選挙戦突入 〈2019年1月30日〉

 任期満了(2月12日)に伴う日高町議選(定数11)が29日に告示され、予想通り現職10人、新人2人が立候補し、1人超過の選挙戦に突入した。寒空の下、選挙事務所で出陣式を行って第一声を放つなどし、3日の投票日まで5日間の短い戦いの火ぶたを切った。28日現在の選挙人名簿登録者数は6458人(男3048・女3410人)。

 立候補届け出の受け付けは午前8時30分から町中央公民館2階大会議室で行い、各陣営が手続きを済ませた後、選挙七つ道具を受け取って早速、事務所に戻り、出陣式を行うなどした。詰めかけた支援者を前に、タスキをかけた候補者が「今回は活動成果が問われる選挙」「当選を果たせるように皆さんのお力を貸していただきたい」などと第一声。支持を訴えるため、街宣車に乗って、町内各所で政策などをPRして回った。
 選挙人名簿登録者数のうち、内原地区3503人、志賀地区1811人、比井崎地区1144人。前哨戦はほとんどなく、現職2、3人が上位をうかがい、ほかの現職が中位を保ち、出遅れた新人2人が巻き返しを図る格好で選挙戦に入った。前回票のうち、現職ベテラン議員の引退票や落選票の行方のほか、今回は若年層世代の転入や18、19歳の有権者数が増加し、合わせて約850票の動向が注目される。
 目立った争点もなく、選挙告示近くまで無投票ムードだっただけに住民の関心は薄いのが気がかりで、現職7人が乱立する内原地区、現職2人と新人1人が立つ志賀地区の激戦区が鍵を握りそう。現職は前開票より上乗せを、新人は1票でも多く確保へと、血縁や地縁などを頼りに支持拡大を図っている。
 期日前投票は30日から2日まで、町役場1階ロビーで行い、時間は午前8時30分から午後8時まで。投票は3日午前7時から午後6時まで町内14カ所、開票は3日午後8時から、町中央公民館2階大会議室で行われる。


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