
サミット本番に向け、二階幹事長、仁坂知事ら関係者が
円陣を組んで士気向上。中央が中井さん
今秋開催の「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山について、自民党の二階俊博幹事長は22日、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で記者会見し、10月31日と11月1日に、中井充歩さん(日高3年)と伊森安美さん(串本古座2年)を高校生議長として和歌山市で開くと発表した。
同サミットは、二階幹事長の提唱で国連が11月5日を「世界津波の日」に定めたのを記念して、2016年に高知県黒潮町で第1回、翌年には沖縄県宜野湾市で第2回を開いており、今回で3回目。今回は「災害から命を守る~『稲むらの火』発祥の地、和歌山で浜口梧陵の精神を共に学ぶ~」を全体テーマに、和歌山ビッグホエールなどを会場に開き、過去最多、日本を含む世界49カ国から487人、日本からは187人49校、うち県からは9校が参加する。サミットでは(1)災害について知識を得る(2)災害に備え意識を高める(3)災害から生き抜く-の3つの分野で分科会を開き、各国の高校生らが意見交換する。
会見には仁坂吉伸知事、西岡利記広川町長と、中井さん、伊森さんが同席。
中井さんは、過去2回のサミットに参加している。今回議長を担うにあたり「このように議長という大役を頂けて、非常に光栄です。今年、このサミットが和歌山県で行われるということは、世界津波の日の制定の礎となった『稲むらの火』の逸話を国内外に広めるとても良い機会です。浜口梧陵さんの行ったことは、現代における津波・防災対策、そして復興においても学ぶところが多いので、積極的にPRしていきたいと考えています」と意欲を見せた。
仁坂知事は「若い世代が交流を深め、各国で将来の防災リーダーとして活躍すること期待している」。
二階幹事長は、サミット開催に向け力を尽くした人らに謝意を述べ「これから先はみんなで創意工夫して、津波が来たら逃げなければならないことを、日頃から訓練して体にその必要性を染み込ませなければならない」と強調した。
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