志賀政憲さん(元日高町長)クエモニュメントの敷地寄付 〈2016年4月27日〉

桜の木とともに定着した地でPRへ


 日高町志賀でクエのモニュメントを設置している敷地(27・2平方メートル)が、所有者の元日高町長、志賀政憲さん(78)から日高町に無償提供された。20年前にモニュメントを設置して以来、初の移転を検討しているところで、今年度町一般会計予算にも補助金を計上。特大で印象が強いモニュメントで観光客への名物クエPRに一役買っていただけに関係者は「定着した地で、末永く親しまれ、好かれる存在になってほしい」と話している。

 クエ独特の体の模様を入れたモニュメントは、民間敷地の無償貸与を受け、平成8年、商工会などがPRしようと550万円(うち県補助250万円、町補助150万円)をかけ、志賀保育所西の県道交差点付近に設置。高さ3・5メートル、重さ300キロの特大で、吊された姿はインパクトが強く、クエの町をPRするだけでなく、リアルで記念撮影スポットとしても人気。大漁や安全を願い、口めがけて「さい銭」を投げ込む、釣り客もいるとの話があるほど。
 この敷地は志賀さんが身辺整理のため、モニュメントの移設を町へ申し入れ、町も移設先検討のため、商工会への補助金380万円を今年度一般会計予算に組み入れていた。
 志賀さんによると、今月のある日、自宅前の庭先で、歩行器を使って歩く練習をしていたとき、軒先からクエのモニュメントと満開の桜が目に入ってきたという。この桜は昭和53年、池田上志賀線農免道路の開通時に、道路沿いに植栽したうちの1本。
 志賀さんは「今年も春がやってきたことを告げてくれた。あの桜の木も、この地に根を下ろし38年、クエモニュメントも設置から20年が経過したことになる。地域に定着してきたことを考えると、町民の皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしていたことに気付かされた。今後も桜の木とともにクエモニュメントが日高町のシンボルとして末永く親しまれるようにとの思いから、敷地を日高町に無償提供しました」と話している。
 松本秀司町長は「他の場所への移転を考えていただいた検討チームの皆様にはご苦労様でした。今の設置場所はPR効果が高いところであり、この地で存在感をアピールしていけるのはありがたい」と述べている。


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