
元立行司の第36代木村庄之助が揮毫した
「森弥兵衛」の半紙を手にする坂下さん
かつお節を考案するなど、かつお節に関して偉大な功績を残した江戸時代の印南漁民3人の顕彰碑建立に取り組む「江戸時代・印南漁民『顕彰碑』建立会」(坂下緋美代表)に15日、大相撲の元立行司で第36代木村庄之助の山崎敏廣さんが書いた碑に刻む漁民の一人「森弥兵衛」の文字を記した半紙が届いた。坂下代表は「木村庄之助さんが揮毫した文字が加わることで建立への励みにもなる」と喜んでいる。
印南漁民3人は、土佐で活躍し、かつお節を考案したとされる角屋甚太郎、江戸中期に鹿児島県枕崎市にかつお節製造方法を伝えた森弥兵衛、江戸後期に千葉県や静岡県へ製造方法を伝えた印南與一(通称・土佐與一)。建立会では、顕彰碑を「歴史的意味のあるものにしたい」との思いから、碑に刻む3人の名前の揮毫についても何かいわれのあるものにしたいと、甚太郎は地元の印定寺に祭られている位牌の文字を、與市については、縁のある千葉県千倉の渡辺家に祭られている位牌の文字をそれぞれ使うことにしたが、弥兵衛については、縁のある枕崎市の関係者らに調べてもらったがたどり着けなかった。
そこで坂下さんが、枕崎の関係者に筆跡を依頼したところ、地元の水産加工業協同組合が、枕崎出身で平成23年九州場所から平成25年夏場所まで大相撲の立行司、第36代木村庄之助を務めた山崎さんに揮毫を依頼。山崎さんが快く引き受け、15日に「森弥兵衛」を揮毫した半紙が坂下さんに届いた。文字は、元立行司だけに、相撲の番付表などに記され相撲文字とも言われる特徴的な字で書かれている。
顕彰碑は印南漁港内ケ浜埋立地の印南浜公園脇に御坊ライオンズクラブが創立25周年記念事業で平成3年に建てた「かつお節発祥の地」のPR塔の側に建立予定で、すでにヨコ3メートル、高さ80㎝の土台部分が完了。碑の本体となるヨコ1・6メートル、高さ90センチの自然石に3人の名前などを刻んだ文字板(ヨコ65センチ、タテ50センチ)を取り付ける形で設置。早ければ7月中に、遅くても8月中に完成予定。
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