かつお節発祥の地・印南町 日経新聞だし特集で紹介 〈2020年8月26日〉

日本経済新聞に掲載された特集記事


 印南町が「かつお節発祥の地」であることは全国放送で取り上げられるなどして周知されつつあるが、このほど発行の日本経済新聞の特集記事の中でも紹介された。記事は大阪のだし文化をテーマにしたもので、だしに欠かせないかつお節創始者、角屋甚太郎の故郷である印南町を記者が訪れ、かつお節を考案、全国に広めた印南漁民3人の周知活動に取り組んでいる町文化協会長の坂下緋美さんを取材し、印南漁民の功績などを紹介している。

 記事は18日付の夕刊に掲載。「とことん調査隊」という特集記事で、今回は22歳の新人記者が「大阪のだしは昆布+かつお節」をテーマに、大阪の味はどのようにして生まれたのかとしルーツをたどる内容。大阪のだしは昆布とかつお節の2つのうまみのハイブリッドが大阪の味の秘訣のようだとし、かつお節のルーツが関西に存在と、角屋甚太郎の故郷、印南町を訪ね、甚太郎のほか、かつお節の一大産地となった鹿児島県の枕崎に製造法を伝えた森弥兵衛、千葉県銚子などに伝えた印南与一の印南漁民3人衆のことや、2代目甚太郎の位牌が同町印南の印定寺にあり、子孫も暮らすとし、地元でダルマ醤油を製造販売する甚太郎から数えて13代目となる久保田英介さんが、かつお節にちなんで作った「だししょうゆう」などを紹介。
 取材した坂下さんの「和歌山の漁民は鹿児島や静岡、千葉に渡り、かつお節を広めた。そのたくましさはすごいものがある」とのコメントや、坂下さん手作りの甚太郎人形と坂下さんを撮影した写真も掲載されている。
「だし」との関わりは大きく、平成27年に手広く飲食店を経営する㈱太鼓亭=本社・大阪府箕面市、水上泰輔代表=が、かつお節発祥の地である印南町と連携して「おだしの日」が制定したが、これは角屋甚太郎の命日(1707年10月28日)にちなんで定めたものだ。
 角屋甚太郎をはじめ印南漁民3人の功績を称えようと顕彰碑を建設するなど周知活動に取り組む坂下さんは「印南町がかつお節発祥の地であることは少しずつ知られてはきているが、全国的にはまだあまり知られていないのでとても良いPRになった」と話している。


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