「住みよさ」ランキングで御坊市は80位、利便度11位 〈2025年6月21日〉

全国的に住みよいまちに位置づけられる御坊市(写真は市街地)


 東洋経済新報社が毎年発表の「全国都市データパック」2025年版で、総合評価となる「住みよさ」ランキングで御坊市は全国812市区で80位、近畿111市で7位に入り、今年も上位をキープ。利便度は過去最高だった昨年の全国12位から11位にランクアップし、全国的に見ても「住みやすいまち」との評価を定着させている。
 住みよさランキングは安心度(人口当たりの病床数や刑法犯認知件数、介護施設等定員など)や利便度(人口当たりの大規模小売店店舗面積や小売販売額、飲食店数など)快適度(転出入人口比率や水道料金など)富裕度(財政力指数や1人当たり所得など)の20指標について偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けしたもの。
 2025年の総合評価で御坊市は全国80位。昨年の63位から順位を落としたが、過去5番目に高い。2019年に過去最高の30位にランクアップされて以降、2020年65位、2021年92位、2022年68位、2023年30位、2024年63位と、常に二ケタ順位をキープしている。
 利便度は11位で、昨年12位からランクアップして過去最高を記録。安心度は133位で昨年173位から順位を上げた。1万人当たりの医師数は全国34位、病床数は29位と高く、全国的に見て「住みよいまち」として定着。富裕度は558位(昨年507位)、快適度は668位(昨年599位)だった。
 昼夜間人口比率は114・72%で3年続けて全国18位。2022年までは3年連続17位。常に上位に位置し、商工業や医療、教育等の機能が集積し、日高地方の雇用の中心になっていることを示している。
 近畿ブロックは7位。昨年8位から順位を上げ、トップ10を維持。2023年2位、2022年6位、2021年12位、2020年6位、2019年2位だった。県内9市では7年連続で1位をキープ。
 三浦源吾市長は「毎年この発表を楽しみにしている。全国的に見ても『住みよいまち』と自慢できると思っているので、市民の皆様も自慢に思い、ふるさとに一層愛着を持っていただきたい。今後もランクアップをめざし、第5次総合計画実現に向けて全力で頑張りたい」と話した。

エリア別は近畿3位
 近畿111市だけで算出したエリア別は大阪市、草津市に次いで3位。昨年と一昨年の2位から順位を落としたが、トップ3は維持した。全国版と異なり、近畿市区だけを母数とした偏差値で算出するため、全国版近畿ブロックの順位とは異なるという。


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