いなみの料理広め隊が印南町の郷土食「かきまでご飯の素」 販売「手軽に作れおいしい」と好評 〈2019年5月29日〉

商品を手に好調な販売を喜ぶ小田美津子さん


 印南町の有志でつくる「いなみの料理広め隊」(小田美津子代表)が、印南町の郷土食「かきまぜご飯」を手軽に食べてもらおうと、商品化して販売している具材をレトルトパウチに入れた簡単に作れる「かきまでご飯の素」の売れ行きが好調だ。販売開始から1年の売り上げは500万円超で、関係者は「思っていた以上に好評でうれしい限りです」と喜んでいる。

 かきまでご飯の素は、地域固有の資源を活用し、個性豊かで活力ある地域づくりを推進する県の「わがまちプロジェクト」で町が平成28年から取り組んだ「いなみの魅力発信!『地産外商』プロジェクト」の一つとして企画。郷土食の普及や地元特産物を生かしたアイデア料理など取り組んでいる「明日を考える会」のメンバーらが「いなみの料理広め隊」を結成し、食べる機会が少なくなってきている代表的な郷土食「かきまぜご飯」を広めようと、手軽に作れ、食べられるようにレトルトパウチ商品の開発に取り組み、具材選びや味付けなど試行錯誤を重ねて2年がかりで完成させ昨年5月から販売開始した。
 印南町のかきまぜご飯は、焼きサバの骨でだしをとり、焼きサバの身などを具に酢を使わないのが特徴。商品にはサバの身のほか、シイタケ、ゴボウ、ニンジン、高野豆腐、こんにゃくなど多くの具が入っている。レトルトカレーのように温める必要がなく、温かいご飯に混ぜるだけで誰でも簡単においしい「かきまぜご飯」ができる。
 発売当初は、同町西ノ地の阪和自動車道印南サービスエリアで運営する日高観光物産センター(株)の施設やJA紀州の「フレッシュマート」、「ほんまもんふるさと産地直売所」で販売、用意した600袋を2週間で完売する人気ぶりで「いつ入るのか」など問い合わせが相次いだ。また「家族が少ないので1合用の商品も作ってほしい」との声に応え2合用(3~4人用、価格700円)に加え1合用(1~2人用、580円)も用意。産直市場「よってって」のごぼう店や美浜店も加え、ごぼう店で購入した和歌山市の女性から「野菜も魚も入っていて手軽に作れておいしい。和歌山市内にも置いてほしい」との声を受けて和歌山市の狐島店にも広げ、1年での売り上げは500万円を超えた。
 小田代表は「経費などを差し引くとあまり儲けはありませんが、印南町の郷土食を広く知ってもらえることが何よりもうれしいです。メンバーで力を合わせてこれからも頑張っていきたい」と予想以上の好評ぶりを喜んでいる。


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