日高川町議選 最大票田の川辺票はどこへ 〈2026年4月16日〉

支持を訴える候補者


 19日に投開票が行われる日高川町議選(定数12)は、きょう16日が早くも選挙戦の中日。3地区のうち最も激戦となりそうなのは川辺地区だ。同地区は選挙人名簿登録者数5032人(13日現在)で、全体の3分の2を占め、現職6人と新人4人の10人が熾烈な票の争奪戦を展開している。12年ぶりの選挙で顔ぶれが大きく変わり、現職の前回票も指標になりにくい。上位を狙う数人と苦戦する陣営で両極端な情勢。現職は実績や大票田などを地盤に支援を伸ばせるか、新人は勢いもあり、現職支持層の切り崩しを図る。
 現職6人はいずれも一定の地盤を持つが、議員の高齢化が進む中で世代交代を求める声もあり、まず長年の支持層を固めて新人の切り崩しを防ぎたい構えだ。一方の新人4人は、それぞれ異なる地域や支持基盤をもとに現職票の切り崩しで上積みを狙うが、新人同士が競合して票の奪い合いによる共倒れのリスクもあり、全体として票の行方は見極めづらい状況だ。
 現時点の情勢では、地盤が強固な丹生地区の現職と新人の2人が上位を伺う勢い。他地域からの切り崩しを防いで上滑りがなければ上位へ。小熊や土生などの大票田を抱える旧矢田地区の現職と新人、丹生、早蘇両地区の現職が2人の後を追う。新人が同じ地区から出馬した現職はじめ新人を含む4人は苦戦している様子で、懸命に追い上げを図っているとみられる。陣営では「新人が多く、票が読めない」「12年前と人口や町の状況が変わり厳しい」「若い人達に選挙に行ってもらいたい」との声が聞かれる。
 川辺地区は、町の人口規模から見ても議席争いの結末を左右する重要なエリアであり、組織票の動きに加え、浮動票や無党派層の取り込みが勝敗のカギを握るとみられる。短期決戦の中で、各候補者の浸透力が問われそうだ。


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