日高町「みちしおの湯」7年度入館者数5万人突破 〈2026年4月2日〉

紀伊水道を望む開放的な浴場が魅力の「みちしおの湯」


 日高町立温泉館「海の里」みちしおの湯の令和7年度入館者数が5万193人となり、5万人を突破した。前年度の4万5563人を10・16%増と大きく上回り、3年度の入館料値引きを除き、実質的に見ると、平成25年度以来の5万人台。長年減少傾向が続いていた利用者数は、町内や日高地方のリピーター客の確保により、ここ数年で着実に回復し、持ち直しの動きが鮮明となっている。
 同館の入館者数は、コロナ禍前の平成30年度、令和元年度には3万人台まで落ち込み、厳しい状況にあったが、その後は回復に転じた。国の新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金を活用して入館料値引きしたことで大幅に増え5万人を超えた3年度は避けて見ても、4年度に4万人台に回復、5年度も増加を続け、6年度は4万5000人台、7年度はついに5万人の大台に乗せた。
 今年度は夏場の天候に恵まれ、産湯海水浴場の来場者増と相まって利用が拡大。8月の入館者数は前年同月比29・1%増と大きく伸び、全体を押し上げた。一方で、年間を通じた安定的な利用を支えているのがリピーターの存在。町内や周辺市町からの来館が閑散期にも続いており、ここ3年ほどは観光シーズン以外の月でも前年を上回る傾向が見られる。周辺民宿や施設規模など受け入れ環境に限りがある中、近隣地域からの継続的な利用の積み重ねが、今回の5万人突破につながった。
 背景には、町や施設による地道な誘客施策がある。入浴スタンプイベントやイルミネーション、子ども向けカプセルトイ(ガチャガチャ)企画などを継続。新聞などでの露出を高めることで認知度向上を図ってきたほか、地元有志でつくる「みちしお会」が運営する食堂「みちしお亭」との相乗効果もあり、利用者が定着している。
 同館はリアス式海岸の方杭に立地し、露天風呂やうたせ湯、コミュニティルームなどを配備。紀伊水道や漁港の風景を望むロケーションが魅力で、夕日が海に沈む時間帯は特に人気を集め、日の入りの時刻を表示するモニターも設置するなどしてPRしている。
 町企画まちづくり課は「ここ3年ほどの数字を見ても閑散期の利用が伸びており、書き入れ時の夏場以外での集客増は大きな意味がある。これまでのPRの積み重ねで魅力を知ってもらえたのではないか。地域に親しまれる温泉館となるよう、今後も取り組んでいきたい」としている。


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