働きやすい職場環境をめざす市役所
御坊市は、職場環境・業務改善など職員の働き方改革の一環で昨年7月からシフトワークタイム制度を導入し、今年1月末現在で137件の利用があった。通常勤務時間帯をずらして時差出勤できる制度で、市民環境課など業務での活用が6~7割を占める一方、子育てなどにも柔軟に活用できるため、職員から好評を得ている。
総務課情報化・イノベーション推進室を中心に働き方改革に取り組んでおり、令和6年7月開始のワークシェアリング制度、8月開始のキャリア・リターン制度に続き、昨年7月から時間外勤務の縮減やストレス軽減など職員の健康保持を目的に、多様な勤務形態の選択を可能とするシフトワークタイム制度を導入。
対象は正職員と会計年度任用職員。正職員の通常勤務は午前8時30分から午後5時15分まで。この制度を活用すれば始業前なら(1)午前6時30分(2)7時(3)7時30分(4)8時の4パターン、始業後なら(5)9時(6)9時30分の2パターンの中から選択でき、終業時間はそれぞれ(1)午後3時15分(2)3時45分(3)4時15分(4)4時45分(5)5時45分(6)6時15分。基本は一日単位だが、所属長の判断で1週間、1カ月など連続での活用も可能。
導入後7カ月間の利用状況を見ると、申請数は137件で、業務が全体の6~7割、残りは私用。業務では、開庁の午前8時30分に業務をスタートさせる市民環境課の利用が多い。システムの立ち上げや現金の準備などに20分程度かかるため、午前8時には出勤する必要がある。これまでは時間外勤務だったが、制度導入後は職員がシフトを組んで時差出勤しており、活用した職員から「ありがたい」と喜ばれている。
ほかにも保険年金課が月末の事務処理、総務課が職員の健康診断業務などで利用している。他市では、業務での活用に限るなどの縛りがあるところもあるが、御坊市は所属長が認めれば子どもの送迎など子育てや親の介護、健康保持のための朝のランニングなどにも柔軟に対応できることから、特に子育て中の職員の利用が増えているという。
今後、職員から6パターン以外の時差出勤を求める声が出れば適時、時差区分を広げるなど検討する考え。総務課は「制度を活用して職員には限られた時間で、成果を出す意欲を高めるとともに市民サービスの向上に努めてほしい」としている。
キャリアリターン1人採用
ワークシェアリングは9件
結婚や転職等を理由に早期退職した市職員が復職を希望する場合、選考により再度採用するキャリアリターンは制度では、昨年11月に希望のあった1人の採用試験を行い、4月採用が決まった。
勤務時間外に業務応援を必要とする課の依頼に応じ、他課の職員が自主的に応援するワークシェアリング制度は、これまで9件の利用があるが、依頼が一部課に偏っているなど制度定着へ課題も出ている。
地域貢献活動につながる職員の副業を認め、推進するための基準を定め、昨年12月から運用を始めたサイドワーク制度は、まだ利用者はいない。
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