ツアーを振り返り意見交換する語り部たち
日高広域観光振興協議会と日高振興局が今年度事業で紀伊路の広域ルートを案内できる語り部の養成研修を行い、昨年11月にデビューした語り部の振り返り会が、29日に印南町公民館で行われ、語り部11人や市町観光担当職員らが参加し、ウォーキングツアーの良かった点や反省点、行政への要望などについて活発に意見交換した。
紀伊路が国内外から注目される中、受け入れ態勢を強化するため、広川町からみなべ町にかけての紀伊路の広域ルートを案内できる語り部を増やそうと、昨年9月から11月にかけて養成研修を行い、Aコースの河瀬王子~道成寺、Bコースの切目中山王子~三鍋王子で延べ15人(重複2人)が研修を終えた。12月に行ったツアーでデビューし、Aコースには県内外から77人、Bコースには92人が参加し、好評を得た。
ツアーを振り返り、語り部たちは「勉強するのに苦労したが、当日は楽しくガイドすることができた」「『ありがとう』と拍手を受け、喜びを感じた」「県外、海外の方と知り合え、交流できたので良かった」「良いお客さんばかりで楽しめた」と感想を述べた。反省点として「時間配分が難しかった」「グループをまとめきれなかった」「知識がまだ足りない。もっと勉強しないといけない」などの意見が出された。
今後の課題や行政への要望では「参加費が多少高くなっても弁当付きの方が良い。ツアーの記念品、特典もあれば」「土産の買い物をセットにしたツアーにできないか」「地元とタイアップしたおもてなしもあれば喜ばれる」「トイレの場所が少ない」「養成研修にもっと時間をかけたほうがいい」「参加者の安全を考え、雨天時は順延、延期も考えるべき」など、さまざまな意見が出された。
小路哲生日高振興局長は「皆さんには観光振興や地域おこしのハブとしての役割を果たしていただきたい。お客さんの満足度を上げていくための提案も積極的にお願いしたい」と述べたほか、県文化遺産課職員が紀伊路の世界遺産追加登録に向けた取り組み、課題などを説明し、地元の協力や機運の醸成を促した。
来年度は、紀州鉄道西御坊駅~JR切目駅のコースと、新たな観光資源として売り出している日高町比井から紀伊路に合流する「海からの熊野古道」のうち若一王子~道成寺のコースで語り部養成研修を行う。
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