和やかにツアーを楽しむ参加者ら(写真は鹿ヶ瀬石畳)
日高広域観光振興協議会と日高振興局は11月29日、熊野古道紀伊路Aコース「河瀬王子~道成寺」ウォーキングツアーを行い、県内外から77人が参加。紀伊路の広域ルートを案内できる語り部を増やそうと、9月から10月にかけて行った養成研修を修了した7人が語り部としてデビューし、参加者から「楽しかった」と好評。13日に行うBコース「切目中山王子~三鍋王子」には95人が参加し、語り部8人がデビューする。
管内7市町、日高広域観光振興協議会と連携協定を締結した(株)ユニスト・ホールディングスが、紀伊路から中辺路に続く熊野参詣道を15日間で完歩する「熊野街道事業」を展開するなど紀伊路が国内外から注目される中、受け入れ態勢を強化するため、広川町からみなべ町にかけての紀伊路の広域ルートを案内できる語り部を増やそうと養成研修を行い、Aコース7人、Bコース8人の延べ15人(重複2人)がデビュー。
29日に行ったAコースのウォーキングツアーには管内、県内のほか大阪市、吹田市、伊丹市など県外も含めて77人が参加。JR湯浅駅に集合後、10~11人ずつの7グループに分かれ、デビューした語り部7人がそれぞれ案内。河瀬王子~東の馬留王子~大峠~鹿ヶ瀬石畳~金魚茶屋跡~爪かき地蔵~西の馬留王子~内ノ畑王子~高家王子~善童子王子~愛徳山王子~道成寺のコースを約6時間半かけて歩いた。
史跡名所などで説明を受けた参加者は「とても楽しかった。大満足です」「以前、個人で歩いたが、こうして語り部と歩くと見逃していたポイントが多く、参加して良かった」「10人程度の少人数だったので和やかに楽しく歩けた」「改めて地元の魅力、良さを再確認できた」と好評だった。管外の参加者からは早速語り部の依頼もあった。
案内を終えた語り部からは「勉強を重ねたが、やっぱり本番までは不安も感じていた。楽しく案内できたので良かった」「隊列の整理など課題はあったが、案内はうまくできたと思う」との感想が聞かれた。振興局職員らスタッフは「非常に満足したと言っていただける参加者が多く、ツアーは好評でした。今後の紀伊路の可能性を再認識できた」と喜んでいた。
11月18日に新鹿ヶ瀬トンネル付近でクマの目撃情報があったため、参加者の安全を考えて語り部とスタッフは熊よけの鈴をつけ、熊撃退スプレーも携帯。見通しの悪いところでは語り部が電子ホイッスルを鳴らすなどの対策を講じた。
来年度は、紀州鉄道西御坊駅~JR切目駅のコースと、新たな観光資源として売り出している日高町比井から紀伊路に合流する「海からの熊野古道」のうち若一王子~道成寺のコースで語り部養成研修を行う。
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