豪快に屋台が競り合う(由良祭)
管内の秋祭りも先週末に中盤を迎え、18、19日には美浜町吉原祭、由良祭、塩屋祭、日高川町土生祭など各地で行われた。吉原、塩屋、土生では四つ太鼓、由良では屋台の威勢ある声が響き渡り、珍しい土生の双頭獅子などを見ようと多くの観衆が訪れた。今週末は吉田祭、和田祭、11月3日の寒川祭が日高路の祭りを締めくくる。
塩屋祭 御坊市塩屋町北塩屋の塩屋王子神社で行った。天田、猪野々、湊、北塩屋の4組が宮入り。各組の獅子舞が並び、笛や太鼓の音色に合わせて見事な舞を見せ、若衆が力強い幟差しを披露。各組の屋台、北塩屋の四つ太鼓が勇ましく練り歩き、集まった見物人から大きな拍手と歓声が送られた。
熊野祭 御坊市熊野の熊野神社で行い、上野口、北野口の屋台、岩内、下野口・古森、熊野の四つ太鼓が宮入り。本殿下では屋台が威勢良く練り歩き、四つ太鼓が「サイテクリョー」の掛け声とともに高々と持ち上げられ、見物人から大きな拍手が起こった。拝殿下参道で上野口と北野口が獅子舞を奉納。北野口は親子孫3頭の獅子舞が一斉に舞い、見物人を楽しませた。
吉原祭 松原王子神社で行われ、4組の四つ太鼓や屋台が練ってにぎわいを見せた。
吉原西を先頭に新浜、田井、吉原東の順に宮入りし、宮前で各組がのぼり差しを披露した後、四つ太鼓の「サイテクリョー」の声が響き、高々と持ち上げられると、見物人から大きな拍手が起こった。
松林内の御旅所にお渡りし、獅子舞などを奉納。日が落ちる頃に、幟や屋台が御旅所内を練った後、宮入りとは逆の順番に宮に戻った。
由良祭 宇佐八幡神社で行われた。午前8時前頃から横浜、里、南、江ノ駒、網代、阿戸の順に宮入り。境内では阿戸ののぼり差しに続いて屋台のせり合いが始まり、管内で最も大きいとされる約6メートルを誇る屋台は迫力満点。若衆の「そりゃこい、そりゃこい」の威勢のいいかけ声とともに、豪快に競り合い、盛り上がった。このあと各組の獅子舞が奉納され、肩車しながらの遠見の舞などで見物人を楽しませた。午後からは渡御を行い、お旅所でものぼり差しや屋台の競り合い、獅子舞など行われた。前日の宵宮では「女神輿(おんなみこし)」が初登場。各組の女性が参加し、町中を練って盛り上がった。
土生祭 土生八幡神社で行われ、小熊の奴を先頭に屋台とのぼり、四つ太鼓、子ども御輿が宮入り。神事のあと、お渡りが行われた。
御旅所では当屋の鐘巻が、「お頭」と呼ばれる双頭獅子と雌雄の鬼の衣裳で県指定無形民俗文化財にも指定されている4人立ちの「双頭の踊り獅子」を披露。笛、太鼓の鳴り物がなく、竹で作ったササラの気配だけで舞う双頭の獅子が注目を集め、続いて「巫女の神楽舞い」も奉納された。
御旅所前では先奴を先頭に頭巾をつけた若衆が列を作る小熊の奴踊りが、腰を前後左右に動かしながら練り歩き、各組の屋台が練ったり、のぼり差しが沿道の観衆を楽しませた。
切目祭 切目王子神社(元村、上道、西ノ地、高垣区)と中山王子神社(島田区)でそれぞれ行った。神社で獅子舞を奉納したあと、御輿、屋台、子ども屋台・御輿が道中を練り歩き、お旅所の切目浜へお渡り。途中、切目郵便局前でのぼり差しや切目王子神社の元村、上道、中山王子神社の島田の3台の屋台がせり合うなど若中らが気勢を上げた。お旅所でも獅子舞を奉納し見物客らを楽しませた。
その他の主なニュース
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