文部相表彰に選ばれた竹内伸也院長
学校保健の普及と向上に尽力し多大の成果をあげたとして、由良中学校で学校医など務める、由良町里の竹内医院院長の竹内伸也医師（７１）が「文部科学大臣表彰」に選ばれた。竹内医師は内科医としての豊富な経験と見識を持って、同校などでの３４年間にわたる学校医や、こども園嘱託医での献身的な活動が高い評価を受けた。
学校医での県内受賞者は２人だけ。
竹内医師は関東地方２カ所の大学病院（消化器内科、内科）での勤務を経て、昭和６０年８月に父の医院を継承。高い専門性を備えた内科医として地域住民の健康を支える傍ら、平成３年４月から白崎中の学校医を務め、６年４月からは衣奈中、由良港中と町内３中学校すべての学校医を担当（衣奈は１０年３月、白崎、由良港は２１年３月まで）。３中学校統合後の２１年４月からは由良中で定期健診や予防接種などに従事し生徒の健康管理などに尽くしている。
平成４年４月から由良中央保育所、同所統合後の平成２７年４月からゆらこども園嘱託医を担当。
子どもたちの健康維持、疾患の早期発見へ献身的で的確な診療、アドバイスは生徒や教職員、保護者らから信頼が厚い。
日高医師会メンバー（現在議長）としても活躍。児童・生徒の生活習慣病予防検診や喫煙防止対策事業にも計画段階から携わり事業実施に尽力。日高地方の広域的な学校保健の充実にも貢献した。竹内医師は「ひとえに医師会をはじめとする医療、学校関係者らの皆さまのおかげで長年、務められています。これからも体力が続く限り、生徒、園児の皆さんの健康維持、健康管理に努めていきたい」と話した。
表彰式は１１月２０日に横浜市横浜武道館で開催される「全国学校保健・学校安全大会」（文部科学省など主催）で行われる。
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