野﨑さんが女子バレーU16日本代表に 〈2025年10月16日〉

「気持ちで負けない」とアジア選手権へ臨む野﨑さん


 野﨑音色さん=名田中3年、179センチ=が、日本バレーボール協会のU-16(高校1年、中学3年)日本代表として招集され、11月1日から8日までヨルダンで開くアジア選手権に挑む。野﨑さんは最高到達点290センチの高い打点から打ち込むスパイクが武器で「持ち味を出し切り、優勝したい」と力を込めた。
 野﨑さんは、県中体連の推薦で昨年12月上旬に行われた近畿選考会に参加し、次年度の全国中学生選抜やアンダーエイジカテゴリー日本代表への第一歩となる2月上旬に開催した令和6年度全国中学生長身選手発掘育成合宿に挑み、日本代表候補選手としてミドルブロッカーで招集。
 3月から東京都で月1回の候補選手合宿に参加していたが、右足首を痛めるケガで約3カ月間、離脱。ただ当初7月に開催予定だったアジア選手権が11月に延期されたことで、間に合い、7月から9月までにも数回参加。当初30人だったメンバーは途中20人まで絞られ、9月26日に最終12人にU-16日本代表入りが言い渡された。
 合宿には全国各地から選抜され、自分より背の高い選手や技術力ある選手が多かったことから、野﨑さんは「選ばれるとは思っていなかったのでうれしい。何より合宿参加は自分の成長につながった」と振り返る。憧れの選手は大阪国際高校2年の磯辺萌心さんをあげ「なんでもできるところがすごい」と、自身も、空いているコースを狙うスパイクや速いタイミングで入る速攻など攻撃面で磨きをかけ、できることを増やしたいという。
 代表選手として、20日から東京合宿が始まり、26日にヨルダン入りし、事前合宿。11月1日からのアジア選手権に臨む。野﨑さんは「海外の選手は高さもあるだろうが、身長を理由にしていたら、勝負できない。今の日本代表のように高さに対抗できるプレーができるようにし、負けない気持ちを大事にしたい。まずは右足の筋力を戻し、ついていけるようにして、持ち味の高い打点のスパイクなどできる限りを出し切り、頂点を目指したい」と抱負を述べた。
 小学校時代は今はない名田ソレイユを経て、日高VBCで全国大会を経験。中学校でもミドルブロッカーとして中心選手で活躍し、近畿大会出場を決めるなどチームを牽引。みなべ町が拠点のクラブチーム「リアン」でもレギュラーでプレーし、全国ベスト8入りした。名田中学校の和佐昂哉監督は「大きな舞台で、私自身では、レベルがわからないクラス。とにかくケガなく、持ち味を発揮して、ぜひとも優勝してほしい」と期待を込めた。


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