厚労相表彰を受賞した中島彰一院長
社会保険の診療報酬の審査や支払いに関する事業推進に顕著な功績があったとして、日高医師会長で御坊市湯川町小松原、中島医院院長の中島彰一医師(70)が「令和7年度社会保険診療報酬支払基金関係功績者厚生労働大臣表彰」に選ばれた。県内で唯一の受賞。表彰式は29日の東京・厚生労働省で行われる。
社会保健における診療報酬の審査、支払いに関係する事業の推進は、医療の質、医療保険制度の持続の双方から重要な業務。厚生労働省ではこれらの功績が顕著で、他の模範と認められる社会保険診療報酬支払基金関係役職員に対し、大臣表彰を行っている。中島医師は、長年にわたり築き上げてきた豊富な経験、知識を生かし、診療報酬の審査や支払い事業推進に努め、良質な医療の提供、社会保険制度の発展に貢献している。受賞に「とても光栄です」と話している。
中島医師はひだか病院、県立医大などでの勤務を経て1997年1月に医院を開業。内科医の妻・利恵医師と二人三脚で地域住民の健康を支える傍ら、日高医師会メンバーとしても活躍。2020年から同会長を歴任、地域医療発展に力を注いでいる。
長年にわたり紀央館高校の学校医なども担当。学校保健の普及と向上に多大な成果をあげたとして2023年に文部科学大臣表彰を受賞している。
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