中山間地域農業を守る取り組みへ アッセンブル日高とJA協力〈2025年8月21日〉

JAのドローンを活用した防除作業


 農業分業化などを進める若手農業者団体「一般社団法人アッセンブル日高」=日高町=とJAわかやま紀州地域本部が協力し、町内で耕作者が不在の農地集積を進め、水稲を軸に、中山間地域農業の課題を解消しようと、小浦れんげ米のブランド化など地域再生のまちづくりに取り組んでいる。
 中山間地域は、小規模で狭小な農地が多く規模拡大や効率化を図ることが難しく、近年は農家の高齢化や担い手不足が深刻で耕作放棄地が増加。農村地域は農業が地域コミュニティーの中核を形成しており、地域農業の衰退は一次産業だけではなく、治水や景観、住民間のコミュニケーションが疎遠になるなど全般に影響を及ぼすという。
 以前から、JAわかやま地域本部は、生産課が主体となり育苗所やライスセンターの運用を通じて、地域農業における水稲の基幹を担ってきた。特に日高町では、中間管理事業を通じて耕作者不在の農地を積極的に引き受け、耕作放棄地の発生防止に尽力している。
 一方のアッセンブル日高は、担い手確保を目的に農業分業化と機械等の共同利用による生産方式を確立させ、ほ場整備区域や耕作者不在の農地の再生を請け負っている。小浦区と小浦土地改良区とともに農業を軸とし、生産者と地域住民の協業による地域再生まちづくりを推進し「小浦れんげ米」のブランド化に取り組むなどしている。
 今回、JAがアッセンブル日高に協力し、6ヘクタールの田んぼでスマートフォンから簡単に操作できるドローン防除を実施。従来の防除作業で10アールあたり30分程度が数分で完了するなどスマート農業を導入し、省力化を進めた。共同利用施設のライスセンターも活用し、米作りを通じて持続可能な農業システムを構築。互いに協力することで約20ヘクタールの農地耕作を実現させた。
 今後は小浦れんげ米の稲刈りを9月中旬に予定。企業参画による協業も取り入れており、エバグリーン廣甚(株)や(株)クボタ社員の稲刈り体験も行う。


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