「日高川かわまちづくり」10年度中供用、年間4千人目標 〈2025年7月26日〉

アウトドア、親水利用ゾーンのイメージ(野口新橋から下流)


 御坊市の野口橋~野口新橋下流の日高川右岸河川敷(低水護岸、約5ヘクタール)を利活用する日高川かわまちづくり整備事業は現在、県が詳細設計を行っており、早ければ10月ごろ護岸整備の工事発注を行い、年内から年明けにかけて着工される見通し。令和10年度中の供用開始をめざし、県と御坊市が護岸、多目的広場やアウトドア、親水ゾーンなどを整備する。年間利用者4000人を目標に、にぎわい創出を図る。
 対象エリアの河川敷は草木で生い茂っていたが、県が令和2年度に樹木伐採事業を行い、きれいに整地された。河川敷環境を維持し、魅力ある空間づくりをめざそうと3年10月に地元関係区、関連団体で協議会を設置し、国の制度を活用した「かわまちづくり計画」の登録に向けた取り組みを進め、5年8月に国交省から新規登録された。
 基本計画では野口新橋上流に駐車場を整備し、そこから上流を多目的利用ゾーン、下流をアウトドアゾーンや親水ゾーンと位置づけている。県が高水護岸や階段護岸、親水護岸、河川管理用通路、河川内整地など、市が多目的広場や駐車場、園路、インフラ(水道、電気、トイレ)などを整備。アウトドアゾーンの整備エリアは当初計画より下流側に拡張した。
 県が令和5年度から6年度にかけて基本計画をつくり、現在は詳細設計中。工事は、まず県が先行して護岸整備を行う。県は今年度当初予算に3150万円を計上し、早ければ10月に工事発注を行い、年内から年明けにかけて着工される見通し。護岸整備は数年かかる見込みで、それが終われば駐車場、園路、アウトドアゾーン、トイレなどのインフラ整備を進める。
 護岸整備は環境配慮型の低水護岸、自然石を利用した高水護岸や階段護岸を整備し、高水護岸には張芝も行う。野口新橋下流の中洲はワンド(鳥類や昆虫類にとって良好な環境)を保全しつつ、防災治水面で堆積土砂も掘削する。親水エリアにはスロープ、緩勾配階段護岸を整備し、同護岸前面は捨石工で水深の浅い箇所を設けてカヌーやサップなど水上スポーツを楽しめるように工夫する。
 整備エリア全体を周遊できる園路(幅2メートル)を整備するほか、トイレは循環式で移動できる最新型を設置予定。概算事業費は県が5億円程度、市が1億円程度を想定しているが、詳細設計次第で増減する。整備にあたっては国の交付金や補助金を活用する。
 整備後の維持管理は市が行い、野口オートキャンプ場など既存施設と連携し、令和4年から継続開催中の自転車競技「シクロクロス」や季節ごとのイベントを定期的、継続的に行いながら年間利用者4000人を目標に、にぎわい創出、地域活性化を図る。将来的には企業、団体等に指定管理してもらえる魅力ある親水空間にしたい考え。


 その他の主なニュース

昨年に続き、日高港「Sioトープ」親水池で「ベニトンボ」確認

 8月1日、美浜町三尾の大賀池改修工事完成披露会

オールスターゲーム(24日)で巨人・泉口友汰が適時打含む2安打

外国語指導助手3人が市立3保育園を巡回し英語で読みきかせなど