御坊市公営住宅・紀小竹1号館、早ければ9年度に撤去 〈2025年7月6日〉

最も古く、市道沿いに建つ紀小竹団地1号館


 御坊市は、市自主防災組織連絡協議会(酒本和彦会長)から早期撤去の要望が出ている公営住宅・紀小竹団地1号館の対応で、入居者から同2号館等への転居について理解が得られ、早ければ令和9年度にも解体撤去できるメドがついたことが分かった。老朽化が進む紀小竹、庚申町、富安各団地の計6棟は集約した上で建て替える方針を打ち出しており、その足がかりができたと言える。
 令和5年3月改定の公営住宅等長寿命化計画(5年度~14年度)では、紀小竹団地1号館(昭和30年築、24戸)は用途廃止。同2号館(同44年築、35戸)庚申町団地1号館(同45年築、24戸)同2号館(同46年築、24戸)富安団地1号館(同44年築、32戸)同2号館(同45築、24戸)の計5棟は、集約し建て替えを検討する方針を明記。
 紀小竹1号館は鉄筋コンクリート造4階建て、2号館は同5階建て。庚申町1号館と2号館、富安1号館と2号館は同4階建て。簡易耐震診断ではいずれも「耐震性がない」と診断されており、すでに平成23年度から新規入居募集を停止している。現在の入居世帯は紀小竹1号館が最も少ない4戸で残りが空室。他の5棟についても約5割が空室となっている。
 6棟のうち最も古く、市道沿いに建ち、災害支援病院近くにある紀小竹1号館については、昨年1月に市自主防災組織連絡協議会が地震で倒壊の恐れがあるとして入居者の安全、防災面から早期撤去を要望し、三浦市長が「入居者のご賛同、ご理解が得られれば最優先で取り組みたい」とし、担当課で入居者の意向調査を行うなど前向きに検討する考えを示していた。
 その後、担当課で入居者4戸に他の公営住宅への転居を依頼し、協議を続けた結果、紀小竹2号館等への転居について理解が得られたため、転居先となる部屋の修繕を行うなど準備を済ませ、今後順次引っ越しできる段取りがついたという。引っ越しが終われば紀小竹1号館はすべて空室となるため、早期撤去に向けた環境が整う。
 担当課は令和8年度でアスベスト調査などを行った上で早ければ9年度で解体工事を行いたい考えで、具体的な財源確保、スケジュール等は今後、第5次総合計画の中で検討する。紀小竹1号館の解体が決まれば同2号館、庚申町、富安各団地の集約化に向けた検討を始める。
 基本的には3団地それぞれを1棟に集約し、計3棟を新築する方針だが、紀小竹団地には建てず、庚申町と富安両団地に計3棟分を集約するなどの案もあり、今後、建物の現況調査や入居者への移転意向調査などを行いながら具体的な団地更新計画を検討する。このほか、294戸ある二戸一住宅の対応、ひまわり団地や日高川ハイツ、グリーンハイツの維持管理等も大きな課題となっている。


 その他の主なニュース

御坊市省エネ家電補助延長分、申請開始4日間で予算65%消化

南部バレースポ少年団美浜町4選手が籔内町長に全国大会出場報告

あがら花まる利用者が紀央館野球部に勝利の千羽鶴と色紙を贈り激励

 (株)サンクリエーションが御坊商工会館で「令和7年度安全大会」