南陵高校が国内初集団オンライン授業導入 〈2025年7月5日〉


提携を結んだ南陵高校とバンザン


 日高川町和佐、和歌山南陵高校(甲斐三樹彦理事長)は3日、全国どこからでも授業が受けられるオンライン家庭教師のサービス「オンラインのメガスタ」を運営する(株)バンザン=本社・東京、山田博史代表取締役社長=と提携。同校は日本初となる集団授業での「AIによる評価付きオンライン授業」を導入に「今回の取り組みは、教育改革と学校再建への新たな挑戦。同様の課題を抱える学校への先進事例となることが期待される。持続的な学校運営のモデルを確立していく」。開始は9月から。
 同校によると、少子化による生徒数の減少や地方の教員不足など課題が山積。特に学力向上に向けた教育体制の整備と、質の高い授業を安定的に提供する人的リソースが不足。都市部に比べ教員の確保が難しく学習指導の質に地域格差を懸念していた。また、教員への過度な負担や、生徒の学習モチベーションの低下など、学校全体の再建には教育の抜本的な改革を求められていたという。
 これらの背景を受け、今回オンライン授業での指導実績がある「オンラインのメガスタ」を運営する(株)バンザンと提携。この取り組みは、同校が制作した授業のカリキュラムを同社にオーダーし、依頼を受けたプロを含むランク分けされた4万人の教員の中から教科やレベルに応じて、オンラインでモニターやパソコンの画面を通じて授業を行う。また、AIが指導者の発言や行動などに不適切なものがないか、生徒の表情や授業態度などを解析し、授業を客観的に評価。さらなる教育の質の向上と地域格差の是正を図る。同校教員も授業を行うが、オンライン授業の際はTT(ティーム・ティーチング)として、授業をサポートする。
 当面は、総合の時間を活用し、5教科(国社数理英)を中心に学び直しの時間を設け、9月には本格的に開始されるという。
 3日には同校で調印式が行われ、甲斐理事長は「子どもたちへの教育の充実、教員の負担軽減、保護者の信頼度向上などどれだけ伸びていくかを見てもらえれば。また、全国の教員不足問題のモデル校となる。他校の自信にもなれば」と期待を込めた。山田代表取締役社長は「日本初の試みで大変意義深い。授業の改善、学力のアップ、生徒の将来の可能性を引き出す。地方創生も実現できるのではとワクワクしている」と話した。


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