ひだか病院が4日をもって透析治療一時中止、腎外来は継続 〈2025年7月1日〉

透析治療を一時中止する「ひだか病院」


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合経営が経営する「ひだか病院」(西森敬司病院長)は、透析医療に関わる腎臓内科専門医師の人員確保が困難となり、4日をもって透析治療(維持透析治療)を一時中止する。同病院は「地域の皆様には多大なご不便、ご心配をおかけします。引き続き、常勤の専門医師確保に努力し、速やかな透析治療の再開をめざしたい」と理解を求めている。
 腎不全に陥った患者の腎臓機能を人工的に代替えする透析治療は以前から行っているが、平成25年に常勤医師が不在になって以降は非常勤医師3人で対応。31年から非常勤医師が2人になって以降も週3回の透析治療を続けてきたが、今年6月からは1人となり「安全で質の高い透析医療が続けられない」と判断し、4日をもって一時中止することを決めた。
 現在、透析治療を受けている患者数人は、他の医療機関を紹介済み。入院患者についても昨年は10~15人を受け入れていたが、透析治療を一時中止する間は受け入れできなくなる。今後、透析治療中の患者が、同病院での専門診療を希望する場合は、各診療科へ問い合わせするよう呼びかけている。ただし、循環器内科については治療上、緊急を要する対応が発生する可能性があるため、原則診療は受け付けない。
 平成25年に常勤医師が不在になって以降、地域の透析医療を守るため、毎年、県立医科大学に対して常勤の腎臓内科専門医師の派遣要望を続けているが、未だ確保には至っておらず、今後の見通しも立っていないのが現状。病院側は「今後も県立医大への働きかけを続け、常勤医師の確保に努力したい。確保できれば直ちに透析治療を再開したい」としている。
 腎外来については非常勤医師が2人いるため、今後も現在の診療体制(毎週水曜日と第2・4火曜日)を継続する。問い合わせは患者支援センター(電話24・1786)へ。


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