日高町地域観光魅力向上事業 観光ツアー構築へ 〈2025年6月19日〉

原谷にある熊野古道の石畳

温泉館「海の里」みちしおの湯

西山に飛来するアサギマダラ


 日高町議会は18日に開き、議案6件を原案可決して閉会した。今年度一般会計補正予算に、地域観光魅力向上事業委託料として700万円を計上し、熊野古道、温泉、アサギマダラ飛来地・西山の地域資源に着目した観光ツアーコースを構築するなど独自性、新規性のある観光コンテンツを開発。販路開拓、情報発信などに取り組み、中長期にわたって可能なビジネスモデルづくりを推進する。
 地域観光魅力向上事業は今年2月に観光庁が公募要領を公表。町は、交流人口増加、地域経済活性化を目指す「ヒストリーとネイチャーが織りなす熊野古道アドベンチャー・日高町の神秘と地元美食のエクスペリエンス」と題した企画で公募し、1次採択272件に入った。事業費700万円のうち、550万円が国庫補助で受けられる。
 具体的な事業内容は今後検討していくが、原谷の石畳などを盛り込む「悠久の熊野の神々を訪ねて 熊野古道トレイル」、比井の切通しなど「海からの熊野古道ハイキング」、「西山低山ハイキング~アサギマダラの飛来地とフジバカマの植付体験」といったコースを設定することで、誘客を目指す。旅行業取扱業者と連携し、温泉館みちしおの湯、産湯海水浴場、西山、アサギマダラ、熊野古道といった観光スポットや、日高エリアの名物を取り入れて地元食材が味わえるような観光ツアーを構築する。
 さらに委託するメディア事業者の知識と経験を生かしながら、番組やチラシ、インフルエンサーを活用したSNS等で「和歌山県日高町」を情報発信。パンフレットやアサギマダラグッズやクエグッズのデザインを製作、テレビCM放送、熊野古道やアサギマダラの谷の案内標識設置なども考えていきたいという。
 7月中にコンテンツ企画検証、9月にモニターツアー実施、同中旬から商品造成を始め、10月から販路基盤整備、11月からプロモーション準備など、来年2月頃にツアーパッケージ販売開始を目指す。町担当課は「これまで以上の新たな広がりにつなげ、継続的に地域へ誘客できるよう、バージョンアップを図り、関係人口の創出に乗り出したい」としている。
 このほか、議案は国民健康保険税条例一部改正、令和7年度の国民健康保険や後期高齢者医療の特別会計補正予算、水道事業会計補正予算など。


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