御坊市観光協会が日高川の恵、道成寺を商品化 〈2025年6月17日〉

昨年度開発し、好評を得た「日高川の恵みフルコース」


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は13日、市役所で令和7年度総会を開き、事業計画など承認した。昨年度でメニュー開発し、モニターツアーで好評を得た「日高川の恵みフルコース」を生かし、今年度は日高川の食材や生産者にふれる体験、道成寺での特別拝観を組み合わせた体験型観光商品をつくり、旅行事業者等と連携して国内外に売り出し、インバウンド、教育旅行の誘客促進に努める。
 フルコースは豊かな日高川の食材を使い、天然ウナギの白焼きと蒲焼、天然ウナギ丼、アユやアマゴの刺身、アマゴ寿司、コイの甘辛煮、天ぷら(ナマズ、真妻わさび葉、季節の野菜など)、シカのロースト、手長エビの素揚げ、モクズガニのの蒸し物など季節に応じた盛りだくさんのメニューをつくり、地元の人でもなかなか食べられないプレミアムも多い。
 今年度は、これを生かした新たな取り組みとして観光庁地域観光魅力向上事業補助金500万円を活用して「食の源流日高川~ガストロノミー(食文化の体験)&歴史・文化にふれる観光体験コンテンツ」をテーマに御坊市、JR西日本、(株)日本旅行、中紀バス(株)、道成寺、紀州体験交流ゆめ倶楽部等と連携しながら体験型観光商品をつくり、国内外に売り出していく。
「食のまち、地産地消グルメの観光」では(1)アユの増殖場見学やつかみ取り体験、天然ウナギやモクズガニの漁体験、シカやイノシシの狩猟体験(罠はり)、真妻わさびの栽培所見学など(2)おいしい食べ方、地域の食文化の解説を聞きながら日高川の恵フルコースを堪能できる特別体験(3)フルコースや単品メニューを地元店舗で提供できるように飲食店を対象にしたセミナーや試食会の開催など。
 観光客の長時間滞在や消費拡大のための「道成寺の伝説をテーマにした朝・夜時間の観光」では、昨年度制作した宮子姫プロジェクションマッピングの上映、開門前の道成寺で朝の特別拝観と通常非公開の書院で「あずき粥」をいただく1泊2日の特別体験。プロジェクションマッピングの多言語化、みーやちゃんオリジナルグッズもつくる。
 9月から10月にかけて観光・旅行事業者へのモニターツアー、飲食店向けセミナーと試食会を行い、10月から観光商品のPR・告知を始め、11月から1月にかけて商品を販売し、観光客らを受け入れていく。来年度から商品販売を本格化させ、御坊市、日高地方へのインバウンド、教育旅行の誘客促進に努める。


道成寺秘蔵の一寸八分観音像

10月の宮子姫顕彰祭で初公開
 
「一寸八分(5・5センチ)の観音様~1300年前の物語」をテーマに、宮子姫物語の核心となる一寸八分の黄金の観音像を彷彿とさせる道成寺秘蔵の新羅小金銅仏(高さ6・2センチ)が、小野俊成院主の協力で10月予定の宮子姫顕彰祭で初公開される。
 この観音像は7世紀につくられたもので、先代院主が昭和60年に神田の古美術商で購入。伝説の観音像ではないが、金色で年代もあっている。時代行列とともに道成寺から吉田八幡神社まで渡御し、餅まきを行う。前夜祭ではプロジェクションマッピング公演、小野院主の講話、八幡山展望広場の清掃活動なども行う。
 みーやちゃんのLINEスタンプをつくり、販売するほか、7月にみーやちゃんぬりえコンテスト、11月2日に宮子姫こどもまつり、12月にガーデニング教室、1月にみーやちゃんカルタ大会なども行う。


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