印南町 切目神社の絵馬など5件が町指定文化財へ追加 〈2025年4月19日〉

 印南町教育委員会は、町指定文化財に切目王子神社=西ノ地=所蔵の「熊野懐紙(切目懐紙)写」「飛天図絵馬」「香炉」、光明寺=島田=所蔵の「観経曼陀羅」、慶雲寺=宮ノ前=所蔵の「涅槃図」を新たに追加した。指定文化財への追加は5年ぶりで、今回の5点を含め指定文化財は24件となった。
「切目懐紙写」は、後鳥羽上皇が正治2年(1200年)に熊野詣した際に12月3日に切目王子で催した歌会で上皇ら11人が詠んだ歌をしたためた懐紙を江戸時代に写したもの。原本は西本願寺=京都市下京区=が所蔵、国宝となっている。
「飛天図絵馬」=寛文10年(1670年)、「香炉」=寛文9年(1669年)=は、紀伊徳川家初代藩主・徳川頼宣が切目王子に奉納したもの。切目王子と徳川家との関係性を示すもので歴史的価値が高い。絵馬は天女が描かれており、作者は紀伊狩野家と推察され、狩野家の作風を知る上で重要な作品。
「観経曼陀羅」は、文化4年(1807年)に仏画師の山口城亮が制作。知恩院第63座主の君誉智嚴による花押・朱印が認められることから、光明寺と知恩院との密接な関係性が推察される。保管箱や裏書なども当時のままで保存状態も良く、毎年4月の会式に開帳している。
「涅槃図」は、寛文11年(1671年)に宮ノ前村の弥左衛門夫婦が、両親の菩提を弔うため慶雲寺に寄進したもの。当時の文化や歴史的背景を遺す重要な文化財。


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