
きれいな夕日が沈む時刻を右上のモニターで知らせる
日高町営温泉館「海の里」みちしおの湯の令和6年度入館者数が、前年度比7・2%増の4万5563人だった。3年度の入館料値引きを除き、実質的に見ると、8年ぶりの4万5000人を突破。誘客のために様々な企画を打ち出し、リピーターが多く確保できたことが入館増につながったと見られており、年度終盤の大寒波も入浴を後押したようだ。
コロナ禍や国の新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金を活用して入館料値引きしたことで5万人を超えた令和3年度は除いて、近年の入館者数を見ると、平成29年度4万4905人、30年度3万9074人、令和元年度3万7085人と右肩下がり。コロナ感染が落ち着いてきた4年度は4万460人と4万台をキープし、5年度は伸びて4万2493人と持ち直し、6年度は、さらに3070人が増加して4万5563人になった。
町では、入浴スタンプイベントやイルミネーションの設置、通称・ガチャガチャやガチャポンなどで知られる「カプセルトイ」による子ども向けプレゼントなどの企画を続け誘客。地元民のスタッフでつくる「みちしお会」が運営する食堂「みちしお亭」での食事と入館の相乗効果もあり、来館者に親しまれてきているのが大きいという。
さらに今年2月下旬から3月上旬にかけて大寒波が来襲し、入浴を促されたようで入館者数が多く、前年同月比で見ると2月は16%、3月は18・2%の大幅増。ただ、暖かくなっても3月中下旬は、毎週土・日曜に一日200人を超えるほどで、担当の町企画まちづくり課では「近年、リピーターを多く確保できてきているのでは」と分析。
同館は、美しいリアス式海岸の方杭に、露天風呂やうたせ湯、ゆったりとしたスペースのコミュニティルーム、広い駐車場などを完備。目の前に広がる紀伊水道や漁港風景を楽しみながら、終日のんびりと心身をリフレッシュできるのが売り。さらに同館から眺められる夕日が海に沈むシーズンは絶景になり、入浴前後に夕日に浸り、ゆっくりと味わってもらいたいと、日の入りの時刻を表示するモニターも設置している。
町企画まちづくり課は「ロケーションの良さといった魅力を少しずつ感じてもらえてきたのではないか。これからも愛着を持ってもらい、リピーターを獲得できる取り組みを進めていきたい」としている。
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