
駅まちづくりをめざすJR由良駅周辺
自治体がJRの駅や周辺を整備し、交通拠点としての機能アップや鉄道の路線や駅の維持につなげるとともに、人々が集いにぎわいの場とすることで地域活性化をめざす「駅まちづくり」を進める動きが全国的に出てきている。JR紀伊由良駅と周辺整備について協議をしてきた由良町の協議会が駅まちづくりの基本構想案(素案)をまとめ、28日に山名実町長に答申する。今後、これを基に町としての基本構想案を策定していくことにしており、由良町の新たな拠点となる駅まちづくりの実現へ歩みを進めている。
地方を中心に人口減に伴う利用者の減少で鉄道路線の廃止が相次いだり、多くの利用者や地域住民でにぎわった駅周辺もかつての活気がなくなっているところも多いなか、駅を中心にした町づくりで再生、多くの人が集まる「駅まち」が出てきている。JR桜井線京終駅(奈良県)やJR姫新線太市駅(兵庫県)のほか県内では駅前複合施設「湯浅えき蔵」や駅前公園「御茶殿公園」、築90年のレトロな木造の旧駅舎を利用した「湯浅米醤」を兼ね備えた「湯浅駅」が有名だ。
由良町の協議会は駅周辺の混雑解消、地域活性化、防災面など考慮した町の新たな拠点とした「駅まちづくり」の基本構想を検討する山名町長の委嘱機関。和歌山大学教授をトップに駅周辺の住民や事業者、各種団体、町職員、議員、JR西日本などからの官民15人をメンバーに昨年1月から協議を重ねてきた。町では地域住民を交えてのシンポジウムのほか、計4回にわたりワークショップも開催。官民一体となって検討を進めてきた。
基本構想案は「みんなで育みつくろう、由良駅・まち・ひと――多世代の継続的で主体的な参画による由良町らしい持続可能な紀伊由良駅まちづくり――」がビジョン。新拠点施設ゾーンに駅舎と待合機能、カフェ機能、地場産品販売、観光協会の窓口機能など盛り込み、広場ゾーンには憩いの場や子どもの遊び場としてのアメニティ機能、防災機能。ロータリーゾーンには導線整備による混雑緩和と安全性向上、屋根付き駐輪場、駐車場ゾーンには鉄道・施設利用者とも考慮に入れた駐車機能や、他ゾーンと連携した取り組み機能など取り入れている。
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