
7年度事業完了へ(写真は塩屋浄化センター)
17日午後に開いた御坊市議会産業厚生常任委員会で、平成16年度から着手している塩屋処理区公共下水道事業は「令和7年度完了予定」と報告した。総事業費は60億7000万円にのぼり、事業完了まで21年の歳月を要した。今後の大きな課題となるのが各家庭への接続率アップ。2月末現在で32・6%と伸び悩んでおり、まずは早期の50%以上をめざして広報等に力を入れる。
塩屋処理区は南塩屋、北塩屋、湊、天田、猪野々、森岡各地区が対象。計画処理区域は78ヘクタールで、計画処理人口は2300人。平成16年度に事業着手し、23年2月に塩屋浄化センターが完成し、同4月から一部供用を開始。処理能力は日最大1300立方メートル。総事業費は60億7000万円。
管路は幹線2・2キロを含め総延長27・5キロ。幹線は4年度までに完了し、支線も96%が終わっており、7年度で工事発注する1・2キロ(天田、湊両地区)が最終となる。中継ポンプ21基も残りは7年度で工事発注する1基のみ。7年度工事費はあわせて2億3657万5000円を予定。
今後の大きな課題となっているのが各家庭への接続率。接続しなければ使用料金が発生せず、市に収入が入らない。収入が少なければ施設の維持管理費は一般財源から投入しなければならず、接続率アップが必要不可欠。2月末現在の接続率は32・6%と伸び悩んでおり、農業集落排水事業4地区平均87%と比べてもかなり低い。
接続が進まない要因としてトイレなど改修費用がかかること、高齢者世帯や空き家が増えていることが挙げられる。下水道事務所は広報誌、回覧、工事説明会など機会あるごとに早期の接続を呼びかけており、当面の目標として「できるだけ早期に50%以上をめざしたい」としている。
集合処理方式は塩屋が最終
市街地は合併浄化槽に転換
手つかずの状態にあった御坊処理区公共下水道事業は、令和4年度に集合処理方式から個別処理方式に転換することを決め、集合処理は塩屋が最終となる。
御坊処理区の対象地域は旧御坊町、湯川町財部・小松原・丸山・西富安、藤田町藤井・吉田・津井切の8地区。面積は442ヘクタール。概算事業費は461億円。厳しい財政事情に加え、少子高齢化の進展や社会情勢の変化などで事業を進めるのは「困難」とし、個別処理方式の合併処理浄化槽推進に転換した。
委員会で議案可決 17日の市議会総務文教、産業厚生両常任委員会で令和7年度当初予算など議案21件をいずれも可決。最終24日の本会議で委員長報告し、採決する。
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