
3年連続で余興取りやめ(印南八幡神社の川渡御・令和元年)
日高地方の秋祭りトップを切って10月2日に行われる印南祭は、新型コロナウイルス感染症の新規感染症患者の発生が高止まりしている状況を踏まえ、今年も余興を取りやめ神事のみ執り行う。余興の中止は3年連続で「中止が続くと担い手の祭りに取り組む姿勢にも影響が出てくるのでは」と、獅子舞などの継承を懸念する声も聞かれる。
印南祭は山口八幡と印南八幡両神社祭礼の総称。区長や総代らで構成する祭典会議を開き、余興を取り止めて神事のみの実施を決めた。今年は6年ぶりに本祭りが日曜日と重なることもあり、余興も含め通常開催を望む声もあったが、新規感染者の高止まりが続く中、苦渋の選択となった。
次世代へ継承面から、ならしなどの取り組みを行う地区もある。昨年も青年団が笛の練習を行った地方区では、今年は獅子舞やへや回し、太鼓の子役のならしも行う。これまでのように毎日ではなく、週に2、3回のペースで取り組みたいという片山敬唯区長(61)は「3年もなければ継承が難しくなる。担い手作り、地域の伝統継承の面からも大切だ」と、ならしの意義を強調する。
印南祭は印南の浜、地方、津井、西山口、御坊市名田町の楠井、上野、野島が山口八幡神社で、印南の光川、本郷、東山口、宇杉が印南八幡神社で行い、山口八幡神社は激しい屋台の競り合いや約350年の歴史がある地方区の雑賀踊り(別名・けんけん踊り)、印南八幡は屋台と神輿が印南川に飛び込む川渡りや無音で獅子が舞う東山口の重箱獅子舞などがあり毎年多くの見物客でにぎわう。
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