
満開を迎えた早咲きの紫色のフジ(20日)
日本一長い藤棚ロードがある日高川町初湯川、椿山ダム湖畔のリフレッシュエリアみやまの里森林公園でフジの開花が進み、早咲きの花が満開を迎えた。新型コロナ感染拡大を配慮して昨年に続いて「ふじまつり」などの催しは中止になったが、ゴールデンウイーク前半にかけて見ごろとなりそうだ。
同公園のフジの花は4月中旬ごろから開花が始まり、ピークとなる4月下旬から5月の連休にかけて「ふじまつり」が開催されてきた。地元物産展はじめ、園内でのコケ玉作り、番茶サービス、お楽しみクジなどが催され、コロナ禍前までは連休中に毎年約1万人の来園者が県内外から訪れていた。コロナ禍の影響で昨年イベントを中止し、今年も催しは行われない。
今年のフジは昨年より開花が早めで、日当たりの良い早咲きは満開を過ぎた場所もあるが、20日には入園口付近から山頂に通じる高低差96メートルの健康階段の「だるまふじ」と呼ばれる早咲きの白い花やミステリーハウス付近の紫のフジなどが満開に。中腹にある九尺フジと呼ばれる中咲きや遅咲きの花も開花が始まり、今週末ごろから5月初めにかけてが見ごろ。
町観光協会ホームページの「観る」コーナーでは、実行委員会がフジの花の開花状況を毎日更新中。入園口付近から中腹のふれあい広場など1646メートルの藤棚ロード5カ所の状況を写真入りで紹介している。
駐車場は産品所前グラウンドを無料開放。入園料は大人700円、小中学生200円。
入園券の半券があれば、猪谷の美山の湯(旧美山療養温泉館)と高津尾のあやめの湯鳴滝が100円引きで利用できる。藤棚ロードフォトコンテストも開催。今年の4月16日から5月5日までに撮影した作品が対象で、問い合せは、5月5日までの午前8時30分から午後5時まで、美山温泉愛徳荘内みやまの里森林公園(電話57・0180)へ。
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