印南町議選説明会に定数超過の17陣営が出席 〈2021年7月1日〉


説明会には17陣営が出席、低調ムードから一転激戦へ


 8月3日告示、8日投開票が行われる印南町議選(定数12)の立候補予定者説明会が29日、町役場であり、現職10人と新人6人、候補者未定の陣営の合わせて17陣営が出席。新人のうち2人はすでに出馬表明しており、この日新たに1人が出馬を表明したほか、2人は出馬が濃厚で選挙戦突入は確実となった。候補者未定の陣営も擁立に向けて動いており、4人超過の激戦となる公算が大きい。低調ムードだったが、ここに来て一転激戦の様相となり、季節通りの熱い戦いとなりそうだ。

 新人で出席のうち丸山則枝さん(66)=印南=はこの日に出馬を表明。この他、津井雅人さん(69)=美里=、片山智文さん(48)=印南=は「前向きに出馬を検討している」と出馬は濃厚で近く表明すると見られる。残る一人の男性は「無投票を阻止したい」との思いから出席で、状況から見て出馬の可能性はゼロに近い。候補者未定の陣営はこのほど不出馬を表明した現職の藤本良昭氏の地元・古井区で、出席した区役員の男性は「まだ擁立は決まっていない」としながらも擁立の可能性は高い。
 古井区から新人擁立となれば4人超過となる。同町議選は前回が無投票、前々回の平成25年は1人超過、定数12で初めて行われた21年は3人超過、定数14だった平成17年は2人超過で、4人超過となると定数16時の平成9年以来となる。
 説明会では、楠本勝彦町選挙管理委員長のあいさつに続いて御坊警察署と御坊郵便局が選挙運動に用いる車両の積載制限や郵便はがき、選挙違反の概要などについて、選管が日程や立候補届出書類の記入方法などを説明した。
 6月1日現在の選挙人名簿登録者数は6893人(男性3235・女性3658)。
 出馬予定者は次の各氏。
【現職】堀口晴生(69)=6回、印南=▽榎本一平(62)=5回、西ノ地=▽玉置克彦(62)=3回、西ノ地=▽岡本庄三(65)=同、山口=▽杉谷考祥(75)=同、羽六=▽藤薮利広(61)=同、津井=▽前田憲男(59)=2回、上洞=▽中島洋(59)=同、印南▽古川眞(64)=1回、島田=▽木村栄一(64)=1回、同=。
【新人】黒井美晴(67)=印南原=▽谷章資(68)=同=▽丸山則枝(66)。

丸山さんが出馬表明
女性の声を反映へ、再挑戦

 新人3人目として名乗りを上げた丸山さんは、昨年2月の町議補選に出馬し、1509票を獲得も涙を飲んだ。今回「女性の声を反映したい」と再チャレンジを決意。光川区長も務めている丸山さんは「一つ目に議員定数の削減。二つ目に中学校統合早期実現。三つ目に独居老人を防ぐためのミニコミュニティーづくり。これらを中心に取り組みたい」と抱負を述べた。


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