印南地内で竜巻のような突風 農業用施設や農作物に被害甚大 〈2020年11月22日〉

突風で骨組みが押しつぶされたハウス

○印は被害が出た箇所


 20日、印南町印南地内で突風が吹き、ビニールハウスの骨組みが曲がったり、覆いのビニールが飛んだりする被害が出た。幸いけが人や民家への被害はなかった。印南地内から山口区まで約2・5キロ余りにわたって被害が出ており、被害額は施設や農作物含め4320万円(20日午後6時現在)に上る。竜巻が発生したとも見られるが現地調査した和歌山地方気象台は、風速は推定約40メートルとしながらも竜巻とは特定できないとしている。

 竜巻と見られる突風は同日午前10時ごろ、印南地内の畑野崎の海岸沿いから発生し、国道42号を横切り山沿いを北東に進み、山口地内までの約2・5キロにわたって吹いたとみられる。この突風でビニールハウス62棟が被害を受けた。うち19棟は骨組みが曲がったり、中央部が押しつぶされたりなど全壊しており威力のすごさを物語っていた。
 地元民は「大きな音がした」「急に暗くなった」などと話しているほか、町社協の女性職員は、電話中の相手女性が「ゴーと大きな音がした。竜巻かな」と言うので社会福祉センターの窓から外を見ると「白い塊のようなのが移動していた。Aコープの駐車場でビニールのようなのが渦巻いていた」と話した。
 突風は山沿いを通り抜けたため、けが人や民家への被害はなく不幸中の幸いとも言えるが、進路が少しずれていれば町中を直撃していたことから、さらに被害が拡大していた可能性もある。
 突風での農作物の被害は、スターチスが約230万円、ミニトマトで約200万円のほか、キヌサヤやカスミソウなど総額は520万円に上っている。
 19日未明から同町などには強風注意報が出ていた。気象庁機動調査班が現地を調査、突風は竜巻の可能性はあるが特定できなかったとしている。
 13年前の2007年2月14日にも同じような突風が発生しハウス87棟が被害を受け、7000万円余しの被害が出た。今回とほぼ同じコースで地元民は「突風が発生する通り道になっているのか」といぶかっていた。


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