日高川町は、令和2年度の文化賞と文化奨励賞受賞者を発表。文化賞個人の部では、国内外のコンクールで受賞歴があり、町内でソロリサイタルなどを開催したピアニストの湯川美佳さん=土生=、団体の部は短歌を通じて文化の普及や活性化に貢献した川辺短歌会(有本由美子会長)が選ばれた。奨励賞には、地域の民話を絵本や紙芝居で語り継ぐ「おはなしのかい・なかつ りんごのほっぺ(芝知子代表)」が受賞。表彰式は27日に町農改センターで開かれる。
湯川さんは、ハンガリー国立リスト音楽院で2年間のピアノ留学を終えた後、京都市立芸術大学院でハンガリーの作曲家コダーイ・ゾルターンのピアノ作品の研究において博士号を取得。第18回バルレッタ市国際音楽コンクール(イタリア)で最高点の第1位、第53回マドレーヌ・ドゥ・ヴァルマレートコンクール(フランス)で第2位、第21回大桑文化奨励賞など国内外で数々の賞を受賞した。
町内でソロリサイタルの開催や町立学校での演奏会などを通じて町内の文化活動にも寄与。演奏活動に加えて後進の指導にも力を注ぎ、現在は神戸女学院大学、京都市立芸術大学で教鞭をとっている。
川辺短歌会は、昭和36年に発足した三百瀬歌壇から昭和50年に同会に名称変更。川辺文化協会の設立とともに入会し活動を続けている。約60年間の活動で詠んだ作品は合同歌集第5集まで発刊。自然の移り変わりや災害、社会情勢、人情味あふれる人の営みなどふるさと川辺の変遷を記している。半世紀以上の長きにわたる短歌を通じた活動は町の文化普及と活性化につながっている。
奨励賞の「りんごのはっぺ」は平成12年に発足し、保育所や小中学校、公民館のイベントなどで読み聞かせの活動を展開。公民館の絵本の選定などにも協力し、読書活動の推進に貢献している。地域に伝わる民話「もちくいやまんば」や「原日浦の観音さん」を絵本や紙芝居にして語り継ぐなど、地域文化の向上に尽力。読書推進活動を通じて、子どもたちの豊かな心の育みや成長への関わりなど今後の活躍が期待される。
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