日高川町 町長ミッションで情報共有 コロナ禍の早急対応につながる 〈2020年9月25日〉

 日高川町は、平成29年5月に久留米啓史町長が就任後、行財政改革の一環で、役場庁内各課が抱える課題や事業への対応を共有することで、事業達成へのスピード感を高めることなどを目的にした「町長ミッション」を就任初年度と昨年度に実施。コロナ禍で様々な課題が起こる中、人員が増加していたかわべ西学童クラブを分散して和佐に新設、川辺西小通学バスの増便など、現状把握に努めたミッションの成果が早急な対応となって現れている。

 平成29年5月に久留米町長が就任後、同年7月に小早川副町長が就任したことを受けて「町長ミッション」と名付けた各課との情報共有、検討の場を初めて実施。2年後の昨年度も2度目のミッションに着手した。久留米町長と小早川副町長、戸根康文・総務課長が同席し、職員配置はじめ各課の担当職員が抱える事業の課題や対応方針、進ちょく状況、目標達成時期などを説明するとともに再検証。町幹部が情報共有するとともに、個別の事業の取り組みにアドバイスすることで、幅広い視点を持ってスピード感ある事業への対応を図っている。
 具体的には、整備後20年以上が経過した集落排水施設の老朽化、町道を含めて橋やトンネルなどの老朽化が著しく、多額の予算が必要な現状などを確認して将来的な課題解決に向けて取り組んでいる。直近では、コロナ禍で児童に感染拡大を防止するため、登録人数が78人まで大幅に増加した「かわべ西学童クラブ」の児童を分散し、10月1日から川辺地区で2つ目となる「わさ学童クラブ」を和佐公民館2階に開設。かわべ西の施設が手狭になっている現状や通学バスの課題などを把握していたことが早急な学童クラブの新設や通学バスの増便など早急な対応につながった。
 このほか、小学校9校と中学校4校の13校がそれぞれ自校で給食調理する「自校方式」という以前の状態から、課題を解決するために親子方式を導入し、今年までに大規模校の川辺西小を除く全校実施にこぎ着けた。
 防災面でも支所の職員数減少で、災害時の対応に支障が出る恐れがある不安や課題点なども把握し、地域を熟知した職員の配置などで対応している。
 久留米町長は「行政を預かる立場でも知識が足らない分野も多く、全体的に把握できないことも多い。ミッションを実施したことで、現状や将来的な課題を把握、共通認識を持つことでコロナ禍でも早い対応が出来た。定期的なミッション実施の必要性を感じた」と話している。


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