御坊市の新庁舎基本設計が出来上がり、20日に開いた市議会新庁舎建設特別委員会(西本和明委員長)で報告した。3月27日から公募型プロポーザル方式で一括発注する実施設計、建設、現庁舎解体の業者を募集し、7月末に最優秀業者を選定。来年9月に着工し、令和5年7月竣工、10月供用開始予定。新たに現庁舎解体時のアスベスト対策で工期が3カ月延びることが分かり、全事業完了は令和6年10月に変更した。
基本設計では鉄筋コンクリート造5階建て、総床面積6733平方メートル。1階は津波浸水を考慮したピロティ&エントランス方式とし、2階は市民課など利用の多い部署、4階は市長室や災害対策本部など災害対策フロアにし、5階は議会、議場を配置し、海が見える展望ロビーを設置。中層階以上は一時避難場所に活用できるようにし、屋上に機械設備やホバリングスペースを設ける。
安全・安心の災害対策拠点としての庁舎、人にやさしく市民に親しまれる庁舎など4つのテーマを掲げており、防災対策では最大の課題である南海トラフ巨大地震対策で津波避難ビルとしての構造強度を確保するため、浸水想定3・5メートル以上にした1階と2階の間に免震層を設ける中間層免震構造を採用。ピロティ&エントランス方式の1階には多目的ホールを配置するなど市民が親しみやすい空間利用を心掛ける。
今後のスケジュールは20日から3月2日まで基本設計に対する市民意見を募集した上で、3月27日から発注業者を公募。7月30日にプレゼンテーションとヒアリングを行い、最優秀業者を選定し、8月初旬に発表。議会議決を経て8月下旬に本契約を結び、9月から令和3年8月まで実施設計を行い、同年9月に着工。竣工は令和5年7月、供用開始は10月予定。その後、現庁舎の解体、駐車場など外構整備を行うが、現庁舎アスベスト対策で工期が3カ月延び、全事業完了は令和6年10月になった。
公募する実施設計、建設、現庁舎解体の事業費は債務負担行為で49億円(上限)としていたが、3月議会で建設地の液状化対策に必要な4億円を追加するため、53億円に増額する。外構整備(2億5200万円)などを含めた総事業費は55億9000万円。
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