
上程議案を発表する柏木市長
柏木征夫御坊市長は22日の定例記者会見で、3月1日開会の3月定例議会に提案する議案19件を発表。2019年度一般会計当初予算は134億9535万9000円で前年度比8%増。現在地での建て替えが決まった新庁舎建設事業に着手し、関連予算1億7043万円を計上したほか、老朽化した防災行政無線施設デジタル化に5億1000万円、市消防本部高機能消防指令センター総合整備事業に2億7900万円、管内初実施の産婦健康診査・産後ケアなど安全な暮らしの確保、子育て環境の充実に重点を置いている。
一般会計当初予算は新庁舎建設や防災無線、消防司令の設備更新を行うため、前年度より約8億円増。これに伴う財源不足を補うため、財政調整基金から6億8500万円を取り崩す。当初予算での取り崩しは6年連続で、19年度末残高見込みは5億731万円。18年度決算で5億円程度の余剰金が見込まれることから10億円程度残る計算だが、財政状況は厳しい。
新庁舎建設事業は今年度で基本計画を策定し、新年度から着手。基本設計業務委託費9970万円、発注者支援業務委託4950万円、地質調査業務委託費990万円など計1億7043万円を計上。4月から基本設計業者を公募、6月に選定する。7月~12月に設計を行い、来年1月~6月に実施設計と建設工事の業者公募と選定を行う。その後21年度にかけて建設工事を行い、22年4月完成、6月供用開始予定。
防災行政無線はアナログ無線システムで市役所に基地局(親局)市内99カ所に子局を設置しているが、導入後30年以上が経過し、22年度から旧規格の無線装置は使用できないため、最新のデジタル無線システムに更新。今年度に着手し設計等を行っており、19年度は5億1000万円で基地局の更新、再送信子局2カ所の新設、子局20局程度を更新。2020年度は5億400万円で残りの子局を更新し、21年春供用開始をめざす。子局は約60カ所に減る予定。
市消防本部高機能消防指令センター総合整備事業は現在の消防緊急通信指令システムが02年度に整備し、17年が経過。13年度に情報系装置の部分改修で運用しているが、コンピューターの老朽化や性能低下などで今後、緊急通報受信、出動司令、無線通信等に支障を来すことが懸念されるため全面更新し、市民からの緊急通報、現場活動に万全を期す。2億7900万円を計上、19年度で整備し、来春供用開始予定。
管内初実施の産婦健診は産後2~4週間前後に委託医療機関で健康診査を受ける際、1人につき1回、費用の約3割(上限5000円)助成し、対象者は年間200人を想定。産後ケアは出産後から産後4カ月未満の間、産院や助産所で心身の不調等で休養の必要がある産婦を対象に委託医療機関(病院、助産院)で母子への心身のケア、育児サポートを実施。宿泊型は上限7日間まで、デイサービス型は上限14回まで。
このほか、新規事業は子育て支援応援プレミアム付商品券事業1300万円、風しん抗体検査・予防接種事業456万円、洪水・土砂災害ハザードマップ作成事業800万円。
継続事業は給食センター昇降コンテナーイン消毒保管機等更新2億9465万7000円、市民文化会館改修5580万円(小ホール音響装置等)GO!GOBOプロジェクト事業1260万円、和田勇氏顕彰事業116万円、藤田子どもクラブ移設工事3100万円、18歳までの子ども医療費無料化5800万円、市道尾ノ崎下楠井6号線等道路交通安全事業4200万円など。
まず美人橋、岡ノ橋など6橋程度
対象19橋 長寿命化修繕事業着手
新年度から橋りょう長寿命化修繕事業に着手。15年度から市道の橋210橋すべてを点検し、早期に対策が必要な早期措置段階が19橋あり、今年度中に優先順位をつけた修繕計画を策定し、これに基づき必要な修繕工事を行う。
19年度は4000万円を計上し、まず北塩屋の国道425号御坊工業団地南交差点から御坊総合運動公園に向かう市道(第三次緊急輸送道路)にある王子川に架かる美人橋(延長20・6メートル)、通学路になっている湯川町財部の斉川に架かる岡ノ橋(同13メートル)ほか4橋程度で実施する。
御坊大橋(同480メートル)はすでに耐震補強工事を実施中で、新年度に計上する2億9200万円を消化すれば事業が完了する。
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